ひまわり大地の下には
ヘンリー・マンシーニの名曲、
「ひまわり」の哀愁が好きで、
サックスでよく吹いていた。
昔、映画を観た覚えがあるが、
どんな物語だったか忘れていた。
先日、この「ひまわり」を観た。
演ずるはソフィア・ローレンと
マルチェロ・マストロヤンニ。
徴兵され戦争に行った夫を
長い間待った妻が探しに行った。
戦地はウクライナだった。
ひまわりが咲き誇る大地。
しかしその下には戦死した
イタリア兵とソ連兵が眠る。
夫もひまわりの下なのか。
夫は戦地の女と結婚していた。
しかも子供までいたのだ。
故郷に戻り悲しみに暮れる妻。
やがて夫が会いに来るが、
妻にも新しい夫と子供がいた。
この映画から半生記が経った今、
再びウクライナは戦地となっている。
愚かな政治家の犠牲になる市民は
いつの世も後を絶たないのか。
ひまわり畑があまりに悲しい。