新基幹システムのパッケージ教育について

そういえば先週更新してなかったようなって思いつつまぁGWだったからねってことで。2日と6日は普通に仕事してたけど。

今週は、というか今月から地獄の基幹システム刷新プロジェクトが始まってしまったのでそれに関わることばかりだった。
基幹システムの話も含めて今週やったメインどころは以下。

  • 新基幹のインフラに関する打ち合わせ

  • 新基幹のパッケージ教育

  • SSO認証ポリシー設計

  • 社用スマホリプレース計画

  • RPAのシナリオ作成

  • EDIデータ変換ツールの改修

この中からピックアップして新基幹関連を。

パッケージやSaaSを導入しましょうってときには基本的にその導入するシステムに業務を合わせましょうって考え方からスタートします。
その中でどうしてもこれはどうにかしないと業務ができないってなるとカスタマイズしましょうって話になります。
SaaSだと機能のカスタマイズなんてできないと思うので完全に業務を寄せるしか方法はないと思いますが。

で、弊社の新基幹システムはとある生産系に強いパッケージシステムを導入することになりました。
このパッケージベンダーの進め方(パッケージベンダーと言うか割りとあるあるな進め方かな?)として、まずはパッケージ教育を行います。

このパッケージ教育というのは、「このシステムの基本操作はこんな感じです」「このシステムはこういう思想で作られています」「このシステムだとこういう意味でこのワードを使っています」「ノンカスタマイズ状態でこういうことができます」といったパッケージの基本をパッケージ利用者(もっと絞ると要件定義参加者)に学んでもらいます。
これによって現行システムと新システムの違い(Gap)を把握してもらい、且つこの業務は新システムではこういうフローになるのかな?といったところをイメージしてもらいます。
といっても実際に新フローをイメージできるかというとかなりハードルは高いと思います。特にそもそもシステムの思想の違いを理解するところで頭の上に?マークが付く人が多数だと思います。
単純に操作方法であれば理解できるけど…って感じですね。

今はまだ基本操作までですが、ここから実際に生産の話、出荷の話となると現行とのGapが激しすぎて全然イメージできない、あれはできないの?これはできないの?が大量に発生して紛糾するんだろうなと思います。
あくまで今の業務フローで考えるとGapが激しいという話なので、ここで上手く業務フローを変えてFitさせていく作業が必要です。
これはパッケージ教育の後に発生する行程です。


とここまでは進め方みたいな話。
いま個人的に怖いなと思っていることが、パッケージ選定に加わったプロジェクトメンバー、特にシステム部門の人はパッケージ全容を把握してるんでしょ?って考えてる人がちょいちょい見受けられること。
いやいや僕らもこの教育を通して学んでいるところですからね??
あと仕方ないと言えば仕方ないんだけど、通常業務が忙しいからプロジェクトチームで上手くやっといてよって考えてる人がいるんだろうなーと感じてるところ。
全員の声聞いてたら進まないのである程度はエイヤ!でやっちゃうんだけど、実際に業務するのはあなた達ですからね?無関心じゃ駄目だよ?って。


とある雑誌に情シス頑張ったことキーワードみたいなのがまとめられていてその中に基幹システムってキーワードも上位に来てたんだけど、併せて上手くいかなかったとかしんどいとかっていうコメントもあって今から戦々恐々しているところです。

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