社員のIT環境について思うこと

ちょうど一部の社員のPCの更新が必要なタイミングに来ていて、ライフサイクルマネジメント的な観点とかも考慮しつつPCの選定を進めているんだけど、ここでちょっと思うことがあるのでその内容をまとめようと思う。

弊社では通常はWindows、一部のデザイナー職の方にはMacを貸与している。デザイナー職の方は多くないのでほとんどがWindowsで、Macは少数。
Windowsに関しては2機種で運用していて、通常は軽量ノートPC、工場のような持ち運びしないでしょって人たちには15インチくらいの大きめのノートPC。この運用と機種選定は僕ら情シスで決めていて、それに特に文句もなく使ってもらってる。

一方でMacの方は基本的に利用者が主体となって機種選定していて、正直に言うとバカみたいにハイスペックな機種を選んでくるんだよね。
イラレで絵書くだけなのにMacBookProの最上位モデルとかって必要なんですか…?って思うんだけど、動作が重いと仕事にならないだ何だと言い張って聞かない感じ。
正直今使ってるやつでも重たいっていうならその挙動がそのソフトの仕様なのでは…?って思ったりもするし、そんなに不満あるなら紙とペンでやったら?レスポンスだけなら最速だよ?って思うんだけど…。


こういう状況で感じていることは、WindowsユーザーとMacユーザーでコストが違いすぎるのは問題ないのかなぁということ。

Windowsユーザーは普通の法人向けノートPCなので20万もいかないくらい。
一方Macユーザーは40万とか50万くらいのスペックを当然と言わんばかりの顔で要求してくる。

PCだけで2倍も差ついてるんだけどこれってすごく不公平じゃない…?

IT環境っていうのであればデザイナーには他にも色々なツールも提供していて、わかりやすいところだとAdobe CCもそうだし、弊社ではGoogle Workspace使ってるのにGoogleドライブだとあーだこーだ言ってDropbox使ってるし、相当デザイナーのワガママ聞いてお金もかけてる。

純粋な比較ではないかもしれないけど、試算してみるとWindowsとMacで台数的には4:1くらいの割合に対して、年間かかってるコストでいうと大体トントン。

つまり1台辺り4倍かかってるってこと…?
改めて文字に起こしてみたらなかなかでびっくりした。


デザイナーは「弊社製品は自分たちのデザインによって作られているのだ。だからデザイナーはとても大事にしてもらわなければいけないのだ」って考えのようだけど、それ言うと実際に設計や部材の発注をしている生産担当、工場で実際に生産をしている人、モノを売っている営業、みんなが頑張っているからモノが作られ売れて利益になっているわけで、デザイナーだけ特別っていう考えがすごく自己中心的に思う。

と思うのだけど、言葉が悪いけど声のでかい影響力のあるお局様が色々と言うせいで結果デザイナー優先みたいな状況になってる。
声でかいもん勝ちだなぁ…。


とまぁ全体を見る立場だとそういう一人辺りのコストというか、言い方変えるとその人への会社からの投資額に相当な差がある状況が見えていて、これって世の会社はどう考えているんだろうって思っています。
そんなもんだよって受け入れるのか、そうならないようにやっぱりある程度情シスにてコントロールすべきなのか。

個人的には前者で運用しつつ、個人別管理会計みたいな指標がすぐに分かるといいのかな?なんて思ってる。
お前そんだけ色々買ってもらっといて全然貢献できてねーじゃねーかって。
そうなるとコストセンターである我々が一番被害くらいそうなんだけど…。

まぁ管理会計とまでは言わないけどあなたこれだけのITツール使っていて、年間でいうとこれくらいの金額使われてますよ、ちなみに他の人はこんな感じですっていうところまで見えるようにはしたいな。
それを見てデザイナーはどう感じるのか見てみたいって気持ちはある。
(見たところで「当然でしょ?」としか思われない可能性も高い)


という一人あたりへのIT投資額の差が如実に見えちゃってて辛いって話でした。

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