アイドルの結婚について。

※あてんしょん※
この記事は私的な意見を好き勝手述べるものですので、他人がどうあるべきとか決めつけるものではありません。そういう記述がもしあったとしてもそれは文脈の都合上であり、それを誰かに強制しようという意思はありません。
それでもお前のお気持ちを読んでやるよという方は以下からどうぞ。
(この記事の本文を書いていたのはだいたい2021年の秋です。その辺踏まえてご覧ください。公開にあたり多少修正加筆しましたが)

自担が結婚しました(二人目)

私は事務所担なので各グループに担当がいるのですが、自担が結婚するのはこれで二人目です。おめでとう、自担。
以前の記事でも書いたのですが、私は熱愛は歓迎しませんが結婚は歓迎する派です。過程は知りたくないけど推しには幸せになってほしいからです。同時に、アイドルだってひとりの人間として幸せになる権利があっていいと思っている&男性アイドルの寿命が長くなったなりの生き方をするべきだと思う&解散はなるべくしてほしくないから。(とはいえ、結婚した一人目の自担がいるグループは解散して自担も退所しましたが)

昔は祝福できない人間でした

十代のころの私はその……結婚した一人目の自担と(当時)ヒロイン役で共演した女優さんを嫌いになるくらいに、ほんと、恋愛ネタに関してアレでした。というか、今でも自担の恋愛ものドラマはあんまり見られなかったりするし、何なら担当じゃなくても見られないのもあります(キャストと脚本による)。
当時は私も自担も若かったので、やっぱり当時もし結婚って言われてたら絶対祝福できなかったと思います。(木村拓哉周辺の当時は大変だったのだろうなとお察しします)
でも、最近実際にその自担が結婚した時には普通に祝福できました。
なぜでしょう。
ひとつは、自分も自担も歳を取ったから。(ちなみに私は独身です)
私の個人的な思いとして、やっぱり若い時はアイドルアイドルしていてほしいという思いがあります。でも、自担はもう気付けば四十路を目前にしていました。一応私としては「四十超えたらむしろ結婚してほしい」みたいなのもあったわけで、まあ、超えてはいなかったけど、別にいいか、みたいな……(四捨五入したら四十だしね)
そこまで来たら、芸歴もそこそこ長いですし、アイドルの本業(コンサート的な)だけではない生き方だってしています。多様性云々という今の時代に、アイドルだからって結婚したらダメだというのはファンのわがままが過ぎるんじゃないのか、と思ったりしたわけです。
アイドルである前にひとりの人間だ……というのは、よくある言葉でしょうが、まさにその通りだよな、と思う今日このごろです。
最近結婚した二人目の自担も、もう四十目前で、芸歴もそこそこで、うん、まあ、幸せになってくれよ。と思う感じでした。普通に祝福しました。一人目のときと違ってお相手は有名人じゃなかったけど、そこはあんまり問題じゃなかったですね。

価値観の違いが、その良し悪しを決めている

たぶんアイドルの結婚否定派の人とは一生分かり合えないなって愚痴垢とか見ると思います。(余談ですが、木村の家族NGとか言ってるオタクの人たちとも分かり合えないです)
それは明確にもう、価値観が違うから。アイドルの結婚に対しての。
「アイドルなんだから結婚が祝福されると思うな。結婚したけりゃアイドルをやめろ」
この論調の人とはちょっと、もう、仲良くなれません。私は結婚してもアイドルを続けてほしいからです。(現在の)男性アイドルにはそういう路線ができると思っているし、許されると思っている。
女性アイドルは男性アイドルよりも疑似恋愛としての面が強いですし年齢による色々なリミットもあります(私の主観です)ので、どうしても結婚するならアイドルはやめるという必要性はありそうです(ももクロなんかは、全員が結婚しても続けたいみたいなことを言っていたかな?それはそれで見てみたい気もしますが)でも今の男性アイドルは、三十そこそこを超えても続けてるのが普通です。解散しないで活動を続けていることが普通になっている今、そういった価値観も変わっていいと思うし、アイドルの人生の中に結婚というものがあってもいいと思う。
もしかしたら、結婚を許せない人たちっていうのは、「アイドルっていう偶像崇拝」を昔のようにやっているのかもしれないですが、私にとってアイドルを楽しむっていうのはそういうことじゃないんですよね。
アイドルを推すことの面白さっていうのは、未熟で幼い時代から、成熟していくまでの、それこそひとりの人間の人生を、追いかけているものだって思っています。(繰り返しますが、私の主観です)
だから……最初は、歌や、ダンスや、演技が下手だったりしても……それが年月が過ぎるにつれ、成長していくことを楽しめる。そういうものの延長に、その人の人生の分岐点や、結婚という節目があったっていいと思える。
私にとってアイドルは、ただの偶像ではない。人間なんだ。ひとりの人間であった上で、ステージの上では偶像であるかもしれない。でもステージの上以外では、人間であっていい。それを許せることが私にとっていま、アイドルを推すってことの意義になっているところがあります。
ステージを見ているとき、「帰ったら嫁に迎えられるんだよな」とかそういう余計なことを考えるか、考えないかがそもそも問題だと思います。私は考えない。それだけの話かなって思います。
かのジャニーさんは「結婚は適齢期がきたらしてもいいが『キャー』はなくなることを覚悟するべき」と言ったそうですが(伝聞情報です)、それは「今までとは違うよ」ということを言いたかっただけじゃないかなと思うのです。結婚してる俳優さんでもアーティストさんでも、黄色い声援を浴びている人はたくさんいますし、そういうメンタルを持てるファンだってたくさんいますよね。要は本人がどう扱われたいか、どういうアイドルでいたいか、どういう人間でいたいか……そして、ファン側の気の持ちようの問題だなと。

でもやっぱり若すぎるうちは…

そこそこの年齢、そこそこの芸歴になったら結婚も仕方ないって思えるようになりましたっていう話をしてきました。
でもやっぱり若すぎたりとか!!デビューしてすぐとか!!そういうのは、ちょっと、嫌かな……(苦笑)って、私でも流石に思うわけです。
少なくとも二十代のうちは我慢してほしい。あと、デビューしてからできれば十年は最低でも仕事に集中してほしい。そんな気持ちもありますよ。(でも、実際そうじゃない結婚があったとして、祝福するしかない心境になるんだろうなたぶん)
「アイドルの結婚無理」っていうひとは、若い子を推すことをおすすめしますし、そこそこの年齢、そこそこの芸歴のアイドルからは降りることをおすすめします。だってもうそういう時代じゃなくなっているし、事務所もそういう方向性になってきているって思うでしょう?(時代に合った考え方だなと思います)
少なくとも年齢でいって三十五……以降はもう、諦めるべきですね。だって普通の一般男性で言ったら遅い方ですものね、三十五なんて。(いくら昨今晩婚化とはいえ)(アイドルは一般男性ではないという指摘は無視します)
でも最近二十代後半でデビューするのも増えてますから、まあやっぱり十年は仕事に集中してほしいっていうそれです。(本当は「芸能界での地位がそこそこ確立するまで」頑張ってほしいけど、まあ、その基準はひとによるだろう)
アイドル側的にもおそらく結婚を公表するということは(よほど若気の至りでなければ)ファン(オタク)だけではなく世間一般の好感度も込みでやっていることでしょうから、ファン側もアイドルが四六時中オタクだけのことを考えてくれてるみたいな夢は捨てるべきだなって思います。そういう夢を見たければ若い子を推してください(二回目)。
とはいえまあ最初のあてんしょんに「他に強制する意図ではない」と書きましたから、これは私のただのお気持ちです。そういう考え方もあるよというだけのこと。

余談

先日情報番組で女優さんと結婚した俳優さんが家庭の(奥さんの?)話をしているのを見て思ったんですけど、俳優さんは家庭の話をするのは基本的にアリって感じなんですよね?(福山雅治とかはしていないのかな?知らんけど)
それで言うと、斗真くんや風間くんは家庭の話をしてもいいってことになるよな……と思ったわけです。まあ、子供がいる上の世代の人たちは奥さんの話こそしなくても子供の話はしたりしますよね。(ヒガシとか)
もしどこかのインタビューやなんやで普通にしてるよというのがあるならいいんですが、ぱっと見ている感じそういう話はしないようにしているっぽい印象を受けたので(特にあの二人は。年齢的なこともあるんでしょうか)それはもしかしたらあの事務所に在籍している弊害(?)なんだろうか……とも思ったりします。普通の俳優さんよりアイドル寄り?みたいな。
でも私はたぶん退所してもやっていけるだろうに今の事務所にいてくれてるあの二人が好きなので、できれば長くこの先も事務所にいてほしいなとは思う訳ですが……今後四十路過ぎたらそういう話も解禁していってほしいなあ(もうされてるならただの杞憂です)。

とりあえず、ここまで。

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