田舎の民と夜の東京~浅草編~
遠路はるばるやってきて、インターンシップを終えた私。
傷心の最中にあった。
このままでは、潰れてしまう
そう思った私は、夕方、東京行の列車に飛び乗った。
とりあえず向かうのは、浅草である。
と、いうのも私のご学友のインスタグラムに数多く出現していたからだ。
さて、そんな有名観光地についた。
観光客やカップルでにぎわっていた。羨ましい。
そして、門をくぐってまずあるのは、ずらりと並ぶシャッターである。
仲見世でのお買い物に憧れはあるが、残念だ。
まだ、2軒ほどやっているようだったが、私の興味あるものではなかったのでスルー。
何組かのカップルとすれ違ったころに、宝蔵門にたどりついた。
私は、宝蔵門のほうが大きく立派に見えて好きなのだが、人は雷門の方が多かった。
そして、宝蔵門をくぐって、みえてくるのが、本堂である。
私は、お寺での参拝方法を知らなかった。
しかし、そう気づいたのもお賽銭を入れた後だったから、とりあえず合唱した。
すると、お隣におじいさんらしき人が現れて、
「ここは寺だから、二礼二拍手一礼じゃないんだよぉ~。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏~」
私は若干おびえつつ、顔をあげて階段をくだった。
参拝をすませた私は、おみくじをやろうと思った。
しかし、財布の中には100円玉が一枚もなかったのである。
おみくじで一喜一憂しているグループに後ろ髪をひかれつつ、右に顔を向けると五重塔がみえた。
五重塔を写真に収めた私が、宝蔵門に目を向けると、そこには特大の特大のわらじがあった。
HP によれば、このわらじは仁王さまのお力を表すそう。
さて、ここで気づいたのだが、浅草寺からは東京スカイツリーがみえるのである。
どうせだったら行ってもいいかも、と思ったが調べてみると、展望デッキに行くにかかる額が大き過ぎる。
私は、スカイツリーの写真が撮れたので「ヨシっ!」と自分を納得させつつ、次の目的地に足を向けたのであった。
国会議事堂、皇居外苑編に続く、、、
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