愛の不時着で韓国語リハビリ


愛の不時着

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写真の出所

一回最後まで見て、今2回目の第2話まで。

というわけで、ネタバレあります。ご注意ください。


韓国語字幕なしで見ています。

久しぶりの韓国語は、かなりハード。連続で見過ぎると頭痛がします苦笑

もう、うっとりしています。ドキドキはらはら。

主役の二人が素敵。リ・ジョンヒョクは最初無表情なのに、だんだん表情豊かになって、人間性を取り戻していく。兄の死をきっかけに固い殻にこもるようになったようです。

ユン・セリは財閥の令嬢という恵まれた生まれ育ちだけど、家族とは冷たい間柄。豪邸での食卓のシーンで冷たい空気が流れるのが印象的でした。仕事一筋、冷たい美人社長だったのが、北朝鮮に来てからどんどん可愛らしくなっていく。

この二人、幸せになってほしいなぁ。うわぁぁ、悲劇的な結末なのか!?と最後まで分かりませんでしたね。

軍事境界線から北漢山(プッカンサン:ソウルの北方にある山)が見える、と言っている場面がありました。そんなに近いのに決して行けないのは、酷いよね。。。

字幕なし韓国語で見るとストレートに響きます。

ブランクがあるからそれなりに大変ですが。

さて、視聴の時に一工夫しています。

ブレインジムのエクササイズをしてから見ます。

シンキングキャップ、エレファント、アウル、水(常に横に置いとく)

他にも、その時気が向いたものをします。

なぜドラマの視聴にエクササイズなの?という方は、こちらをご覧ください。


1回目 ノーヒントで見るとにかく見る。

あらすじを日本語で確認する。私の認識がどれぐらい合っているか。

大事なところは8割方合っていました。

父娘だと思っていたのが叔父と姪だったとかいうズレはありますが。

案外、本筋に響きません。

2回目 すごい分かる(主観で5割増し)

ということを、1話~4話で訓練して、

第5話 初見の労力が5割減

その後は、名場面を見直してから次に進むようにしました。

人間の言語習得がどのように進むか、再現している感じがします。

まず話の輪郭が分かります。

人間関係も、おおざっぱに、敵味方が分かる。

悪役登場は目つきがきつい、どす黒い笑い方をする。BGMがそういう雰囲気。

話の肝心なところは、「必ず」間をおいてゆっくりはっきり話すので、かなりキャッチできます。

しかし、単語が分からずもどかしいことがあります。

そのようなときはリプレイします。

リプレイ、前回の続きから再生など自由自在に出来るのがネット視聴のいいところですね。

冗談や、遠回しな言い方、皮肉はなかなか分かりません。

しゃあないな。雰囲気を見てます。

多分、幼い頃日本語の会話をこんな風に見て聞いていたんでしょうね。

だんだん細かいところが分かってくる。

さび付いた回線をリハビリしている気分です。

北朝鮮人民軍の組織に関わる用語などが、韓国語の字幕で出たら、一時停止してメモ。意味を確認します。ちゃんと理解したいからね。

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ドラマでは非武装地帯(DMZ)が大きなテーマになっていましたね。

私は、2006年に現地ツアーで板門店を訪問したことがあります。

分断の厳しい象徴をツアーにしてしまう商魂たくましさに、しっかり乗りました笑。半日で約1万円というかなりの高額で、誰かがちゃっかりもうけているんだろうなと思いつつ、でも、一生ものの思い出が出来たので、お金を出してよかったと思います。

こちらに板門店の画像

非武装地帯とは

朝鮮半島における軍事境界線(ぐんじきょうかいせん、朝鮮語: 군사분계선、英語: Korean Demilitarized Zone〈略称:DMZ〉)とは、陸上において大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との実効支配地域を分割する地帯のことである。

あくまで実効支配地域の「境界線」であり、「国境線」ではない。これは、両国が主張する領土が、朝鮮半島全域および島嶼部とするもので互いに一致(重複)していることと、後述の休戦状態とが関係している。

朝鮮戦争の休戦ラインであり、1953年7月27日の朝鮮戦争休戦協定により発効した。軍事境界線の周囲には、南北に幅約2キロメートルずつ(計約4キロメートル)の非武装中立地帯が設定されている。また、韓国においては北緯38度線付近にあることから38線(삼팔선:サムパルソン)と呼ばれることが多く、日本においては38度線と言及されることがある。この境界線は海上にも延伸しており北方限界線(NLL)と呼ばれるが、韓国側と北朝鮮側で主張するラインが大きく異なり、紛争が度々起きている。

(ウィキペディア)

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(写真出所:http://www.panmunjomtour.com/jp/dmz/dmz_1_0.asp)

軍事境界線のイメージは高い鉄条網でしょうか。私もそう思っていましたが、意外にも、軍事分界線は単純に境界を示すコンクリートの段差、杭、看板などがあるだけなのだそうです。でも無数に地雷が敷設されているために、往来は実質不可能です。人間が踏み込めない分野生動物には楽園で、渡り鳥や野鳥もたくさんいるのだとか。

「愛の不時着」でも第一話で地雷原が出てきました。リジョンヒョクが地雷を踏んでしまって身動きが取れなくなりました。そして地雷原を無事走り抜けたユンセリ!唖然として見送る北の兵士たち。

お気に入りの場面とその感想も書きたいのですが、止めてメモして見る、ということを16話分行うのにどれほど時間がかかるのか、よく分かりません・・・

覚えている範囲だと

15話と16話で大事な役割を果たす韓国国家情報院のおじさんが、いい人でね。

監視カメラに写るリジョンヒョクがどこまでもいい人で、ユンセリにべた惚れなのが一目で分かる。おじさん「他の写真は?」部下「こんなのしかありません」といわれて困っていたな。

後で追いかけてきた北の5人衆も、クレジットカードの明細が、飲んで食べて遊んでいるだけ。(まぁ悪事は現金決済だろうけど)。ソウルの休暇を楽しみに来たんかい!という笑 おじさん頭を抱えていましたね。これは一体どうしたことか。

リジョンヒョクが生死の境をさまようユンセリを見守る間は、仮釈放?を認めてあげるしさ。いよいよ北に送還の日に、ユンセリの母親に電話一本くれたのも、最後に人目会わせてあげようという情けを感じましたね。そういえば、メールの予約送信を教えて、リジョンヒョクは一年分も!送りました。

送還の時にたどったルートは、ソウル~パジュ市~開城(ケソン)市を通る道です。どこだ?どこにそんな道がある?地図で見たいぞ。最終回のお別れの場面で、ケソンまで5kmという看板が出ていました。この境界線がソウルからどれぐらい離れているか正確には分かりませんが、たとえば板門店はソウルから西北に62kmです。パジュとケソンを結ぶ道はもう少しショートカットのようですから、病院に「今日送還される。今から発つ」という連絡が来てすぐに出発すれば、あのように追いつくことができるのですね。あのときのお母さんがかっこよかった「しっかりつかまれ」と言って、車をぶっ飛ばす。「追いつけ~」と心の中で叫ぶ私。

この話の続きは、またいつか。


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