日本全国～菓子むすび～＜北海道編＞

　日本全国・47都道府県。その土地の数だけ昔から愛されているお菓子があります。その地域ならではの特産物を使ったものや、お菓子の発祥の歴史が存在します。その土地の定番おやつとして、大人から子どもまで広い世代に親しまれるさまざまな『郷土菓子』を皆さまにもご紹介しようと思います。

　第一回目は”北の大地”「北海道」の郷土菓子＜いももち＞を取り上げます。＜いももち＞は北海道を代表する農産物である”じゃがいも”を使った家庭でも比較的手軽に作れる郷土菓子として知られています。また、地域によっては「いもだんご」とも呼ばれ、北海道の他にも岐阜・和歌山・高知などにも＜いももち＞が存在し、芋の種類や作り方なども地域でさまざまです。

北海道の郷土菓子「いももち」

　この＜いももち＞の発祥は、稲作の生産技術が未発達の時代に餅を作ろうとした際、もち米の代わりに豊富に生産されていたじゃがいもを使ったことが始まりと言われています。じゃがいも以外にもかぼちゃを使った「かぼちゃもち」が作られることもあります。明治の開拓時代には貴重なエネルギー源として当時はとても重宝されており、今も地元民に愛されるお菓子です。

かぼちゃを使った「かぼちゃもち」のイメージ

コロッケのようにいももちを油で揚げる場合もあるようです

　じゃがいもを使ったお菓子のひとつにポテトチップスがありますね。うすしお・のりしお・コンソメの御三家の他にも、梅やバーベキューなど多種多様なフレーバーがあり、全国各地のご当地ポテチもお土産に人気ですよね。
『菓子工房ポコアポコ』にも”ノンフライポテトチップス”という文字通り”揚げない”ポテトチップスがあります。味付けもされていないので、お客様の思うがまま自由に召し上がっていただけます。そのままでもマヨネーズやケチャップにディップするのも良し。楽しみ方無限大のヘルシーチップスです。

楽しみ方いろいろな「ノンフライポテトチップス」