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福井へ来ねへー/丸岡城(坂井市)

 突然ですが、皆さんは何歳まで生きていたいですか。今年7月に発表された「平均寿命」についてのデータによると、男性はおよそ81歳、女性はおよそ87歳となりました。前年度と比べるとやや下回るが、やはり女性は長生きのようです。長寿は本来、喜ぶべきことのはずなのですが、「長生きをリスクと感じる人々」が増えているのも事実。なかなか難しい問題ですよね…。

 昨年6月に公開された映画『PLAN 75』が、75歳に達した人が自ら死を選択できる法律が成立した世界をテーマとして話題となったように、もしかすると人々は潜在的に「長生きしたくない社会」を志向し始めているのかもしれません。私も某動画配信サービスで観ましたが、主演の倍賞千恵子の切なくも強い意志を感じさせる芝居に心を動かされました。気になる方は是非!。

 日本人が亡くなる要因となる病気のひとつ『がん』男性の2人に一人、女性の3人に一人が生涯で何らかのがんになる可能性があるとの研究報告も。
そんな中、今月は「世界小児がん啓発月間」となっており、さまざまな活動が行われています。福井県坂井市にある「丸岡城」も啓発活動の一環として今月10日までキラキラのゴールドカラーにライトアップされていましたよ。

丸岡城は"日本に現存する十二天守”の一つで北陸随一として知られる名城です。築かれたのは戦国時代。一向一揆への備えとして織田信長の命により柴田勝家が甥の勝豊に築かせました。丸岡城を支える石垣は”野づら積み”という古い方式で、すき間が多く、一見すると粗雑な印象ですが排水がよく大雨に崩れる心配がないといわれています。ちなみに、この丸岡城は国の重要文化財にも指定されています。歴史的価値も非常に高いと知られていますよ。

北陸唯一の現存する十二天守

 そんな歴史的価値も大きい丸岡城がある丸岡町の名物の一つが「そば」。
丸岡産のそばは減反政策によって、その耕作面積が増え、生産高が多くなり、県内トップクラスとのこと。ふるさとの味として親しまれています。

 細くて長いそばは、健康や長寿の願いを込めて食べられることもある縁起の良い食べ物です。「菓子工房ポコアポコ」の主力商品『レアバウム』とはじめとした『バウムクーヘン』も木の年輪を連想させることから、縁起の良い食べ物として知られています。しっとり食感の味わい深いおいしさです。

しっとりとした口当たりをお楽しみください。

 


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