妊活質問:甘いものがやめられない人へ

こんにちは、
子宝薬膳家:多々良(たたら)です。


今日はメルマガ読者さんから募集した
「聞いてみたいこと」へ回答していきます。


『甘いものがやめられません。

 漢方の先生から絶対に止めるように
 言われ頑張りましたが、
 生きること自体が嫌になったりしました。

 ストレス解消が甘いもの以外に
 ないからだと思います。

 甘いものをやめるには
 どうしたらいいでしょうか?』


ご質問、ありがとうございます。


ストレスが溜まっているから
甘いものが食べたくなるのに、


甘いものを我慢すると
余計にストレスが溜まる…


辛いですよね。


好きなものを我慢し続けると、
なんのために生きているの?
ともなってしまいますし。。


私でしたら、
段階的に甘いものを
減らしていくことをお勧めします。


ちょっと長くなりますので、
気になるところだけ拾い読みしても
OKです。


まずは、甘いものがないと辛い
今の精神状態を受け入れます。


「私、今すごくしんどいだな…」


「大変な環境の中で、
 なんとか踏ん張ろうと
 頑張っているんだな…」


「甘いものというご褒美を与えて
 なんとか乗り切ろうとしているんだな」


と。

ここ、意外と大事ですから
ちゃんと行ってくださいね。


では次です。


この状況、客観的に見ると
見えてくるかもしれませんが


問題は
”甘いものを我慢できない”
ことではなく


甘いものがなければ
生きていけないほど

【ストレスが溜まっていること】
ではありませんか?


なので、
甘いものを減らすよりも前に
ストレスをこまめに発散することから
始めます。


ポイントとなるのは
「食事」「運動」「考え方」
この3つです。


「食事」

ストレス発散をしてくれる食材を
上手に毎日の生活に取り入れます。


具体的には芳香性のある食材が
お勧めです。


シソ(大葉)、みょうが、
ハーブ、柑橘類など


ただし、加熱すると芳香成分が
飛んでしまうので、生で食べます。


私はカウンセリングで
ストレスが溜まっている方には


「毎日シソ(大葉)を
 5枚食べてみましょう」


「ストレスが溜まる場所
 (職場、家など)で
 毎日ミントティーを飲みましょう」


とご提案することが多いです。

ポイントは【毎日】行うこと。


こまめに芳香成分を身体に
取り入れてあげてください。


食べる時、飲む時は
是非、香りを嗅ぎ、感じ、
味わってくださいね。


「運動」

もしかすると、あまり身体を動かす
習慣がないのではありませんか?


ジムに通う!とか大げさなものから
始めなくて結構です。


【必ず】【毎日できる】運動を
見つけてみてください。


私がよくカウンセリングで
お勧めするのは

ウォーキング、ストレッチ、
ラジオ体操、階段昇降です。


・仕事のお昼休憩中にお散歩する


・家から離れている方の
 スーパーを利用して歩く


・車移動の方は、
 建物から遠いところに
 駐車して歩く距離を稼ぐ


・朝、または寝る前などに
 ストレッチやラジオ体操を行う

 (Youtubeに動画がたくさんあります)


・階段を利用する(特に雨の日)

 トイレに行く時は上の階の
 トイレを利用する

 職場まで階段を使って登り降りする

などです。


特に緑の中を歩くと
リフレッシュ効果が高いので、


街路樹がある道や公園、
川辺や噴水がある場所など


緑・水など自然を感じられる
コースを探せると良いですね。


がむしゃらに歩くというよりは

歩きながら
「ストレスが溶け出していく」のを
感じてください。


ますは5分からで良いので
【必ず】【毎日できる】ことを
見つけてください。


「考え方」

ストレスが溜まりすぎる方に
多いのは


・頑張り屋さん

・完璧主義

・細やかな気配りができる

・他の人よりも気づきやすい


といった方です。


人が不真面目な態度だったり
適当であることにストレスを
感じたりしませんか?


私がよくお伝えするのが
「関心の輪」と「影響の輪」を
常に意識すること、です。


「関心の輪」とは
自分が気になる事。


関心はあるけど、
自分ではどうにも
変えられない事です。


「今日は雨が降るのかな、
 嫌だなぁ」


「あの人はなんでこの作業を
 サボろうとするんだろう」


といった事。


一方「影響の輪」とは
自分で変えられる事。


「雨の日が楽しみになるよう
 お気に入りの傘を買おう」


「こういう仕組みを作れば
 面倒臭さが減って、
 あの人もサボらなくなるかも」


といった事。


ストレス過多の人は
「関心の輪」が広く、

自分が影響できないことにまで
考えが及んでしまうことが多いようです。


自分がイライラした時は
「これは影響の輪の中?」
と確認し、


自分ではどうすることも
出来ない内容であれば
考えないと決めます。


最初はどうしても気になるかも
しれませんが、

「私にはどうすることも出来ないし」
と割り切ると、案外楽になることも
多いです。


是非「これは影響の輪の中?」
という確認作業を癖づけてみてください。


また、完璧主義すぎて
自分の不足が許せない方も
多いです。


向上心が強いことは素晴らしいですが、
自分を傷つけてしまってはいけません。


70点で充分合格、
と自分を許してあげることも
大切です。


あなたの素晴らしい向上心を
自分でコントロールして、
上手に使いこなせる練習をしていると
考えてみてはいかがでしょうか。
 


これらの
「食事」「運動」「考え方」を
取り入れてみたら、


少しはストレスが緩和するのでは
ないでしょうか?


まずは試してみてください。

その間、甘いものは
どうするの?と気になりますよね。


私でしたら


「身体に良い甘いもの」を
食べるようにします。


果物、ドライフルーツや黒糖くるみ、
飲み物に蜂蜜を入れる…


といったところがお勧めです。

食べたくなったら食べる、
ではなく、


毎日10時と15時に食べる、
夜ご飯には果物をつける、

などあらかじめ決めてしまった方が
ストレスが爆発しづらいです。


基本はこういった
「身体に良い甘いもの」を
食べて、


週に1回、
好きな甘いものを食べます。


チョコレートでも、
ケーキでも、クッキーでも
なんでもOK。


ただし、
100%満足できるものにします。


「本当は生クリームが好きだけど
 フルーツタルトにしておこう…」


とか、


「おからクッキーなら
 罪悪感も減るかな…」


など考えてはいけません。


この週1回のチートデー
(自分を甘やかす日)を
設ける理由は


週1回は好きなものを
食べられると自分に
安心感を与えるためです。


そして、

「身体に良い甘いもの」でも
私はやっていける、と
自信をつけるためです。


そんな甘いやり方でいいの?
と思われるかもしれませんが、


急激な変化は、ストレスの元。
続きません。


”甘いもの”は今のあなたにとって
唯一の救いの手なのですから、


いきなりその救いの手を奪えば
全身全霊で抵抗するのは
当たり前です。

穏やかに、徐々に
身体に良い生活を送り、
最終的に理想の姿になれば
良いわけですから。


まずは現状を受け入れ、
自分にこれだったらOKと
許しを与えてあげてみてください。


最後に、


これだけ長いこと
解説してきましたが、


私は甘いもの禁止派では
ありません(笑)


甘いものを食べていても
妊娠する人はしますから。

もちろん砂糖の摂りすぎは
よくありませんが、


”甘みのあるもの”全てが
身体に悪いわけではありませんし、


甘いものの”摂取量”よりも
甘いものを我慢している
”ストレス量”の方が


妊活の邪魔をすることが多いので、
私は禁止していません。


いきなり
「食べても問題ありませんよ」
と言われても不安だと思いますので、


今回は徐々に減らしていく方法を
ご紹介しました。


「やっちゃダメ」と言われたら
人間やりたくなるものです。


それよりも


「これをやろう」とやることを
増やしていく過程で


自然と「禁止していること」から
意識が離れていく方が現実的だと
私は思っています。


チョコはダメ、ではなく

間食にレーズンを食べよう、
ブルーベリー美味しいな、
こんなドライフルーツもあるんだ、
こっちのメーカーの方が私好み…

とチョコを食べていないことを
忘れている

といった感じです。


最後に肩すかし的に
なってしまいましたが…


まずは、やってみようと
思えたことから始めてみてください。


妊活とは苦行ではなく、
健康体になって身体本来の機能を
取り戻す作業です。


女性はみんな、妊娠する力を
持っています。


あなたの妊娠力も近いうちに
本領発揮できるといいですね。


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