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ここは1960年代、イギリスか!?〈ROLLING STONES編〉

2023年、とある週のビルボードチャートに2つのバンドの楽曲がランクインした。
9位にBEATLESの「Now And Then」が9位に
そして4位にROLLING STONESの「Angry」だ。
この2組が同時にトップ10入りするのは1964年、59年ぶりの事らしい。

生涯現役。この言葉はこの人たちの為にあるのか、そう思わせてくれるバンドが今年18年ぶりにニューアルバムを発売したのだ。前々からいよいよ出るのでは!?と焦らされながら遂に決定事項になったのだ。YouTubeの方で、全世界に向けアルバム発売記念の記者会見が配信されてましたが僕は英語、全然分かりませんが見ました笑


先行第1弾として発売された「Angry」は日本のドラマ主題歌にも抜擢されるなど、人気ぶりは健在。また新たなプロデューサーにAndrew Wattを起用。(アルバムのM1~M3までは曲作りにも参加しておりクレジットされている)
非常にこれが良いマッチで新しい風が吹いている。見事にロックンローラーは80を過ぎても永遠にロックンローラーである事を証明してくれた。こーゆーリフものを作らせたらSTONESの右に出るものはいませんなぁ。

ROLLING STONESの良さは時代とのバランス感覚にある。流行りのモノに完全に乗っかるのではなく根底にある自分達のルーツ、スピリットは忘れない。新しいものに寄りかかるだけではなく、ロックンロールやブルースの存在意義を唱える
役割をも果たすバンドだ。

アルバム全体を通しても、これまでバンドが辿った道を振り返る様にロック(ハードなモノからスワンプロックの様なモノまで)は勿論、ブルースからゴスペル色の強いモノまで完全網羅した内容になっている。参加メンバーも豪華で元メンバーで旧友のBill WymanをはじめElton John、70年代にアクトを務めた経験もあるStevie Wonder、そして21世紀の歌姫Lady Gagaらといった顔ぶれだ。そして何よりデビューからのオリジナルメンバーCharlie Wattsのプレイが聴ける。これはもう21世紀の名盤になる事間違えなしだ。

さらに我々を驚愕させたのは、メンバーがもう既に次回作に意欲的な事だ。今回のアルバムには収録されずにストックとして残っている曲が沢山あるとのこと。(STONESは毎回録る時は集中的に沢山録っといて、後からそれを活かすことが多い)まずは余韻に浸っても良いのでは?と思いつつ、彼らには音楽が不可欠である事を再度知る。
休むところか来年春からはツアーに出かけることが決まっており、ますます転がる石加速中といったわけです。(スケジュール確認してみてください、中々のペースでまわります)

日本でもまた、来日公演を行うのではと思えるくらい精力的な活動の裏には、絶え間ない努力があり、80歳を過ぎてもステージに立とうと思える原動力が音楽にはあるのだ。
音楽と彼らは切っても切れない縁なのだ。

Keep on Rolling!!

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