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スーパースターはいつまでも経ってもスーパースター

2009年6月25日
日本時間の朝に飛び込んできた訃報のニュース。
KING OF POP Michael Jacksonだ。

彼の死から遡る事、数ヶ月前に
声高々と発表したラストツアー。
そのタイミングで僕はMichaelの音楽に出逢った。
逆を言えば、リアルタイムで彼を追えた期間は
僅か数ヶ月だ。野球をやっていた坊主頭の少年が、バットとボールを置いてダンスを始めるか迷わす位にMichaelは僕を魅了した。

当時はまだ英語なんか全く理解してなかったから
完全に鳴りだけで好きになったんだけど
大人になると色んなものが見えてきて、
例えばあのムーンウォークで有名な
「Billie Jean」だって歌詞の意味を知ったのは最近だ。

洋楽の歌詞を意識して聴くようになったのは、ブログを始めてからだ。意外と鳴りが気持ちいいから紹介しようと思うと歌詞が結構万人受けするものではなかったりするケースがある。(こんな事歌ってたのか!と新たな発見あります)だから無責任に色んな人が見る所にこれっていいのだろうか?と自分で検閲したりして。

ムーンウォークの凄いところは、世代であれば
みんなが挑戦をしたというところ。
決してみんなが出来ると言う訳ではなくて、あくまでも挑戦をしたというところにある。そこにMichaelの凄さがある。皆さんの周りにも数名、ムーンウォーク出来る方いらっしゃったりしますかね?

そしてMichaelのキャリアを辿った時に、
デビューはなんと11歳!
そこで僕が提唱するのは、Michaelって凄い美しい変声期を遂げていませんか?
少年時代の声から、人懐っこいという要素は残しつつ大人の色気のある声だったり、何かに牙を剥くような強い声だったり、それでいてMichaelの人間性が出まくっているあの温かみや優しさ。声も楽器とはよく言ったものです。

そしてここからは自分の話になりますが
内気だった少年がMichaelに出逢ってから
もっと自由に自分を表現していいんだと気づき、
凄く活発になったこと。
クラスの委員長をやったり、演劇の主人公をやったり。僕にとってMichaelが表現の自由を教えてくれたのだ。

そしてもう一つ。
社会や歴史の教科書より前にMichaelが世界は平和であるべき事だという事を教えてくれた。
同時にまだまだ世界には飢えに困っている方がいるという事を教えてくれた。

こんなちっぽけな僕にも出来ることはあるはずだ。
大人になった今でも思える。
それをMichaelが教えてくれた。

永遠に我々の心から消えない楽曲たち。
そして屈託のない笑顔や、鋭い眼差し。
キレのあるダンスや歌声。

今頃、彼は
ムーン歩いているウォークだろう。

スーパースターはいつまでも経ってもスーパースターだ。

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