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物価高騰の打撃は訪問介護にも?

みなさん、こんにちは常勤ヘルパーの照井です。
先日noteのネタ探しに「8月 介護トラブル」で検索してみると
「特養 食費 値上げ 2022」という検索に引っ掛かり
気になったので記事を読んでみることに…

よくよく読んでみるとこれは物価高騰が問題というわけではなく
昨年8月に施工された介護保険制度の見直しにより、
特養を含む介護保険施設やショートステイの食費を補助する「補足給付」が見直され、一部の利用者が支払う食費の自己負担額が大幅に増えたという内容でした。

私の探していた記事とは少し違いましたが、
毎月支払う食費が2倍にまで増加するとなると年金だけでは支払いできないなんて方もいらっしゃるだろうに…。
「金の切れ目が介護の切れ目」なんて時代になってしまうのかも。(怖)

一方、訪問介護の現場で
ヘルパーが日々試行錯誤していることの中に買い物サービスがあります。
利用者様と一緒に行く買い物同行、
利用者様の代わりに行く買い物代行の2つがあるのですが
特に買い物代行では「できれば安く収めたい」精神が強くなります。

利用者様によっては、決まったメーカーのものやこだわりの品があり
指定してもらうこともあるのですが、
時として、少ない予算で買い物依頼をされることもあります。
少ない予算で多くの調理品が作れるように頭をフル回転!
工夫して買い物します。

一時期、物価の高騰で野菜や鮮魚、日配品などが高くなり
今まで予算内に収まっていたのに「あれ、はみ出そう…」となることも
しばしば…。
利用者様にも「こればっかりは仕方ないねぇ~」と。

スーパーに陳列されている商品の話も利用者様と共有することで
「今日はこれが高かったですよ~」「あれ!そんなにかい!」
「こんな商品ありましたよ~」「今度買ってもらおうかな!」
と話題を広げるきっかけにもなります。

日々、
「このトマトの方が安いし大きいな~」
「これはすぐ使い切るから見切り品でいいな~」
「今日は高いから代用できるものはないかな~」
「これ大袋で買えばお得だし来週の調理にも使えそうだな~」と
店内を行ったり来たり…
時には電卓を使いながら値札とにらめっこ…
ウロウロしている人がいたら、もしかしたらヘルパーさんかも?!
ちょっと怪しいかもしれませんが温かい目で見守ってください(笑)
物価高騰!恐るべし!

ヘルパー1人だけで頑張るのではなく、
その方の支援に入っている全ヘルパーが
同じ予算で同じくらいの調理内容ができるようにするということも
大切なことでもあります。
「この人はできるのに、この人はできない」なんてトラブルもよく起こりうることですのでヘルパー同士の共有も必要ですね。

食べることだけが唯一の楽しみ!
なんて方もたくさんいらっしゃるので
希望の予算内で食事を楽しんでもらいたいですね~


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