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Vol.32 頭痛いは、抱きしめて

不安になると「頭が痛い」

実際考えすぎていることも多いから、本当に痛いのかもしれない。
からだの不調は「不安」からの合図。
毎日、毎日、30秒といわず、「頭痛い」「おなかが痛い」
本当に、どの程度なのか?わからなくなるくらいの頻度。

「頭いたい」そう言った後に目があうととても困った表情になる。
一緒にいると安心、でも大人の口から出る言葉にもおびえている姿。

本当に気の毒になるくらいビクビクして過ごしていたんだろうと想像する。

毎日、ママとどんな会話をしていたんだろう?
学校も怖い
どんな言葉も刃になって彼女の心や、脳みそに届いていくとしたらどれもこれも意地悪に聞こえたりするのだろうか?
それでも身体は訴えてくる。

私を見てほしい、私の声に気が付いてほしい。
それに気が付いた大人たちには、何ができるのだろうか?
ママに会いたい、学校の様子を知りたい

そう思っていても、実際面会や、相談をすると、俄然精神状態が悪くなっていく。その状態はとても手に負えない。
何をしていても、自分の殻に閉じこもるその手段は、とても周りが大変になる。
その儀式を終えなければ、安定しない。
はたから見ると、これは通報レベルのことかもという不安がよぎる。
もちろんその不安は児童相談所には報告しているけれども、どれが嘘で、どれば本当で、何が真実なのかなんて、わからない状態になっていく。
そんなことを頭の中で考えてしまうくらい、その瞬間はすさまじい。

自分の子どもだったら?
そう考えて見ても、大変??
ママをどう支援したら彼女は安定するのだろうか?
たくさん褒める、たくさん話を聞く、たくさん遊ぶ
それくらいしか私たちには出来ることはない。

食事、睡眠、入浴はもちろん当たり前のことだけれども
一人で過ごすことができない

○○していいよと言わなければ、自分からは動けない。

困ると「頭いたい」それが合図。
食べたいものは「ポテト」だった。それが今では「○○」とおかずの名前が出てくる。

この子を幼児に戻して育てなおしをしてあげたいと思うのは単なるエゴでしかない。
わかっているけれども、時間を10年戻してその時期に戻して、「いい子いい子」してあげたくなる。

ママは毎日どんな気持ちでいるのだろうか?
夏物の服から秋の長袖がないと肌寒い。
季節は変化していく、いつ育つ環境が整うのだろうか??


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