「報道の自由度ランキング」が偏っていることを定量的に解説
こんにちは。本田です。おかげさまで愛猫ともども自由度高めに生かさせていただいております。
ニュース等でたびたび話題になる「報道の自由度ランキング」について耳にされたことのある方は少なくないでしょう。
「日本がそんなに低いのはおかしい」と疑問に思われた方や、逆に
「やっぱりそんなに報道の自由がないのか、、日本ひどいな」と感じられた方もいるかもしれません。
どちらの感想を持たれた皆さんにも、ぜひご一読いただきたいのがこちらの記事です。
ずいぶん前に書いたものですが、産経新聞のironna.jpに転載されたこともあり、今でも「報道の自由度」「報道の自由」等で検索いただくと、検索上位に表示されるようです。
報道の自由度ランキングに関して客観的に評価する記事は、少なくとも執筆当時はまったくありませんでしたので、この記事によって世の中の多くの人に新しい気づきを提示することができたのではないかなと、自画自賛しています。(自己承認力が強いので、つまんないことでも頻繁に自画自賛しています。すみません。)
詳細については記事を読んでいただきたいのですが、結論を大雑把に言えば、
「報道の自由度は偏っていて、それは当然のこと」
だということです。
〇〇度というのはすべからく「誰かが決めたルールで何かを評価する」ものなので、そのルールをどう決めるか、評価対象をどう選ぶか等によって結果が決まります。
ルールについて理解しないまま「○○度」をことさらに持ち上げたりするのは情弱がネットの情報を鵜呑みにするのと変わらないと思うのですが、それをどことは言いませんが大手メディアまでもがやってしまっているのは、とても残念なことだなぁと思います。
有名な「顧客満足度」調査にしてもそうで、各業態ごとの標本サイズが400人前後であの調査が行われているものだということすら知らない人が多いのではないでしょうか?
また、厚労省の毎月勤労統計でサンプリング(標本抽出)の不正が最近話題になっていますが、顧客満足度調査では不正ではなくいつものこととしてサンプリング方法を変えます。サンプリング方法が変わった年度間の連続性についての疑問を記事にしたのがこちらです。
世の中にあるいろいろなデータを見るときに、「これは何らかの意図があって作られたデータではないか」と考える方もいらっしゃると思うのですが、そういうときは、そのデータがどう作られているのかを調べると、いろいろなことが分かるので、おススメです。