見出し画像

インハウスデザイナーになって1年弱過ごして思うこと 【#01】

インハウスデザイナーとは

世の中にはいろんなデザイナーがいますが、職業としてデザインで食っていく上で、「デザイン会社やフリーランスで他社(者)のものをデザインしてデザイン料をもらって食っていく人」と「一般企業に属して社内の制作物をつくりながら給料をもらって食っていく人」という2つの見方があります。

一般的なグラフィックデザイナーや Web デザイナーは前者です。後者はデザイナーとしてはあまり世に出てこないかもしれません。

私の場合、2008年から2021年までの13年間、いわゆる前者として過ごしました。そして今、インハウスデザイナーとして1年弱が過ぎようとしています。そこで感じたことなんかを書いていきたいと思います。

前置きが長くてすみません

これ、本当にたまたま私の場合は今こういう状況だということで、たまたま私はそういうふうに感じているというだけの話ですので、世の中のすべてのデザイナーが私のような状況に置かれて同じように感じるわけではないということを前置きしておきます。

かなり長くなることが予想されますので、少しずつ書いていきたいと思います。「そんな人もいるのか」くらいに読んでもらえれば幸いです。

まず自分の基本的性質について

私は生粋のデザイナー気質ではなく、自分で言うのもあれですが、ある程度何でも器用にこなすタイプです。(デザイナーってデザイン以外不器用な人が多い印象です。あくまで印象。)

国立大学の教育学部を出てますし、運動が苦手というわけでもありません。A型の右利きです。

子供の頃から漫画家になりたかったり、中学でバンドにはまって音楽のために上京したりしましたが、めちゃくちゃ天才肌というわけでもなく、そこそこ社会に流されるタイプです。

画像1

デザイナーになった経緯

そもそもなぜデザイナーになったのかというと、たまたま中野駅前のドラッグストアでバイトをやっていたら、本社の部長に声をかけられ、運営会社の本社でマーケティングの部署につくことになったのが始まりかなと思います。

本社で販売促進や商品企画、情報システムなどを兼任している中で、イラレを我流で使うようになりました。ネットも黎明期だったので、がんばっていろんな本を読んで覚えました。そして「俺、デザイナーでいけんじゃね?」と思い始めました。

転職って、けっこう落ちたりして精神的に傷つきますけど、なんとかなるもんですね。これも私がたまたま幸運だっただけなのかもしれませんが。

デザイン会社は経験者を求めることが多いですが、マーケティングの部署にいたことを買われ、当時未経験にも関わらず都内のデザイン会社に転職できました。そしてその会社が傾き始めるまでの約1年間、濃密な時間を過ごしました。それはもう死んでしまうかもと思うほどに。

ドラッグストアのバイト→本社のマーケティング部→都内のデザイン事務所

という、わらしべ長者のような感じで渡り歩いてきたわけです。今となっては私を本社に抜擢してくれた部長に感謝です。(もうずいぶん前に亡くなりましたが)

ということで続きは次回へ。

この記事が参加している募集

#転職してよかったこと

5,989件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?