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他者の存在を意識する。

12月8日にソファーが届くのだが、そのスペースにはいま2つのダンボール箱があり、メルカリで販売中の品が入っている。シェアハウスのときはストップしていたので、1カ月前に再スタートし、21品売れて、8,960円の稼ぎになった。

それでずっと欲しかった「staub ピコココット 22cm カンパーニュ(新品・未使用)」を買った。って、10,890円もマイナスなんですが(笑)。

引っ越し貧乏なので外食を控え、せっせと自炊している。近所の商店街にある「刃物研ぎ 常真」に包丁3本とキッチンバサミを出したら、その日に仕上がり、ものすごく切れるようになった。よく「トマトを切るとわかりますよ」というけど、トマトどころか、玉ねぎに包丁がすうっと吸い込まれる感じ(おかげで早速、指切りました(笑))。切れる包丁は、料理が楽しくなる。

ソファーが来るまでにメルカリで売れなかったものは捨てよう、と思っていた。そのことをライターの杉本恭子さんに話すと、「マンションの1階で『ご自由にどうぞ』ってやると、意外と持っていってくれるよ」という。売れ残りはそれをやってみよう。

そして本については、京都大学熊野寮にできた「熊野公共文庫」にもっていくといいよ、と教えてもらった。なんと外見は冷蔵ショーケース! 防水も管理コストの低下も図れる本棚として、壊れた冷蔵ショーケースを設置したのだという。使用の際のルールは「一冊置いたら、一冊もらう」だそうだ。

恭子さんが、公共文庫を設置した京都大学農学部4回生・大島武生さんに取材して書いたnoteがある。大島さんは

「公共文庫は、交換制という、本を置いた人や借りていく人全員が、他者の存在を意識せざるを得ないような仕組みになっています。これはひとえに、現代人が失ってしまった、時間的、空間的な彼岸に思いを馳せる習慣を取り戻させる初歩段階として、距離の近い人や物に思いを馳せてもらいたいからだと、後付けで思いました」

と答えている。ますます興味ある。週末晴れたらもっていこう。京都はやっぱり楽しいな。


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