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美輪明宏さんの「ヨイトマケの唄」に込められた思いに、、、

この記事は偏差値70の高校に入学した息子を持つ母の、汗と涙の泥臭い子育ての日常を幼少期からご紹介するものです。 また子供の成長に合わせてその時々の参考にした先生方の本も紹介もしております。ご紹介する先生方の意見を参考にしつつ乗り越えてきたエピソードを面白く、時には甘酸っぱく?ほろ苦く?書けたらいいなーと思っております。
どうぞよろしくお願いします。m(__)m


【この記事は5分で読めます】

それは2015年の年末恒例の 紅白歌合戦の録画を見ていた時でした

我が家は ダウンタウンの「笑ってはいけない」派

でしたので 紅白はいつも録画して後日みていました

この年 美輪明宏さんが出ると話題になっていたので

そのことが気になりつつ 録画を観ていたのですが

まったく私の想像とは違った 美輪さんの歌唱力と演出に

引き込まれて行く自分を感じながら 聴いてしまいました

https://www.youtube.com/watch?v=8NK9jtPyQdk


この歌は、美輪の小学校時代の同級生とその母親をモデルに作られた。

少年の母親は脚が不自由ながら、工事現場で働いていた。足が悪いためによろけると、周囲から「やめちまえ」「ろくでなし」「迷惑なんだよ」などと罵声を浴びせられた。
しかし、息子の前では胸を張り、大丈夫だという顔をした。少年は勉強やスポーツができず、ケンカも弱くていじめられていたが、母に心配させたくないという理由で、いじめを母親にも内緒にしていた。
ところがある日、母親はとうとう、息子がいじめられていることに気がついた。その時、母親は息子に、次のように語った。
「喧嘩が強いなら、偉いんじゃなかとよ。金持ちだから、偉いんじゃなかとよ。勉強ができなくても貧乏でも、そういうのは関係なかと。一番偉かとはね、とにかく正直で、お天道様の前に胸を張って、誰にも指さされないように一生懸命働いて、正直に生きる。それが一番偉かとよ。だから、お前は偉かと」。
これが、ひとつの着想となった。

HUFFPOST

ご覧いただいたら分かりますように

美輪さんは「歌を邪魔しないように 黒子に徹したほうがいい」

「歌だけで勝負できる 余計な照明はいらない」と

自身の意思で シンプルな演出にしたということです

よく聞かれるのは

「父ちゃんのためなら えんやこーりゃ
母ちゃんのためなら えんやこーりゃ」

というフレーズですが その中身がこんなストーリーで

綴られていたということは 43歳で初めて知った私でした

途中からは 涙があふれて お母さんの偉大さ深さ?

そんな言葉じゃ足りない 大きなものを感じました

美輪さん以外の方も 何人か歌っているのを観ましたが

全く違う歌に聴こえてしまいます 

心が美輪さんに持っていかれたなーってことでしょうか?


この歌は戦後の日本を背景にしています

驚くのは 特に貧しかった労働者の家族愛の

実話を描いているということです


後日談で美輪さんが何かで仰っていましたが

炭鉱の作業員なんてね 本当に辛くてしんどくて汚くて

もう毎日がヘトヘトなのよ だから歌でも歌ってないと

辛くて辛くて 耐えられないのよー

という話が耳について 離れません


時代は変わりました 

私もこの歌のお母さんのように 仕事に行かなくても

主人に養ってもらっていますし

そんなハードな仕事でしか 子供を養えない時代では

なくなりました

間違いなく 現代の母親たちも 最善を尽くしているに決まっていますが

周りの期待に応えようとし過ぎて

子供と過ごす時間や絆を深めること後が回しになってないかなー

と思ってしまいます


以前にとてもビックリしたことがあります 

知り合ったママの中に

産休が明けたといって 仕事に復帰するのですが

さっき帰ってきたなーと思ったら 5分もせずにまた子供たちと

お出かけするので どうかした?と尋ねると

子供が鼻水出してるから 薬をもらいに病院に行ってきます

って言います 熱もなく ただの鼻水なのに、、、?

明日仕事を休めないから 子供に薬を飲ませる

それも一つの絆なのかもしれませんが

心の中では 仕事休んであげてーって言ってました

彼女の立場も考えずに、、、m(__)m


確かにこうやって 薬一つとっても

子供たちにしてあげれることも その時代に比べたら

はるかに多くなったに決まっています

それは分かっているんですが

すごく大事な物を渡せてないような気になってしまいます

この歌のお母さんが偉大過ぎるというと

そこまでなんですが、、、(-_-;)


この歌は60年くらい前に作った歌のようなので

今と比べることは出来ないのかもしれません

ですが歌の主人公のように 自立して一人前になるということは?

子供たちが本気出して頑張るかどうかとは?

実はこっち側(親側)に原因があるのかなーって

思ってしまうのは私だけでしょうか?


今日は何をどうともなく

ただただ この「ヨイトマケの唄」を一回聞いてほしい イル子でした


最後まで読んでいただき感謝します

楽しんで頂けましたら ぜひスキ❤して下さい

まだモヤモヤしてるので 
コメントでお話出来たらうれしいですm(__)m


 

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