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3⃣IT業界は死ぬまでに知っておきたい、インターネットとコンピュータの歴史~思わず誰かに話したくなる~

こんにちは。のんのんです。

本日は、IT業界に参入するのなら、知っておくとより視野が広まる”インターネットとコンピュータの歴史”についてお話しできればと思います。現在普及しているインターネットがどのような推移を遂げて日本に上陸し、普及していったのか、【知ると、思わず誰かに話したくなる】をモットーにお伝えできればと思います。

*本文章は、大学内で提出したレポートをもとに作成しています。文章の語尾や構成についても、レポートチックになっていますがご了承ください😊



パソコンではなく〈メインフレーム〉とは何か


IBMが開発した初期の汎用コンピュータ(メインフレーム)

これから、インターネットはいつ頃、どのような経緯で開発されどのように発展してきたか、その歴史を説明することとする。はじめに、タイムシェアリング‐システム(Time-sharing system:以降TSSと呼ぶこととする。)について説明を行ったのち、メインフレームの問題点を指摘しながらTSSの必要性を述べた後に、パーソナルコンピュータの発展を述べる。最後に日本の「インターネット」の発展について述べ、本問題を終えることとする。
 はじめに、TSSについて述べる。TSSとは、「1台の大型コンピューターを端末装置などから同時に複数の人が利用するシステム。コンピューターは各端末からの命令を細かく分けて処理する。時分割方式。TSS。」(デジタル大辞泉, JapanKnowledge, (参照 2024-06-02))と定義されている。


TSSの図

TSSは、ネットワークにつながっていれば、コンピューターのそばにいなくてもその資源が利用できる。これらは元は学術研究として利用されていた。では、このTSSがどのように発展していったのか、TSSが発展することの原因について説明を行う。
 TSSが発展することの原因として「メインフレーム」を使用する際の大きさと場所があげられる。そもそもメインフレームとは、「企業の基幹業務処理をはじめ、事務処理から科学技術上の計算まで、広範囲に利用できるコンピューター」( デジタル大辞泉, JapanKnowledge, (参照 2024-06-02))である。当時はアメリカのIBMが開発した。しかし、メインフレームは当時、あまりにも大きすぎることや、費用が高額であること、電子計算する際も一度に一つのことしかできないため利用者は使用の順番を待つ必要があった。

メインフレームを多くの人に使うようにするためのTSSとは?


 

これらの原因を改善するため、TSSの構想を実現することを目的としてコンピュータの情報処理速度が速いことに着目をした。そして、メインフレームを含むコンピュータ一台に対して、情報処理能力を持ち合わせていないキーボードと画面(ダム端)を複数個接続し、コンピュータの電気信号を各ダム端に超高速かつ短時間で発信することで、情報処理能力を持ち合わせてないダム端でも、メインフレームと同様の利用を可能とした。

TSSの「地理的問題」をどのように解決していくか?


 このように、複数の端末からメインフレームを利用することが可能になったことで元々メインフレームが持ち合わせていた質量的課題や、時間的問題を解決することができた。このことから、ネットワークにつながっていさえすれば、コンピュータのそばにいなくてもその資源が利用できるようになった。この仕組みはアメリカのコンピュータネットワーク、のちのインターネットの原型とされるのがARPANETにもつながる。最初はアメリカの国防総省(DARPA)で使用されていた。このように実際に使用されていたのは、未だに学術機関や、国家の組織内だけであったとされる。
 先ほど、「質量的課題や時間的問題」を解決したと述べたが、問題はほかにもある。それはTSSを遠隔に操作したいという「地理的問題」である。たしかに、複数端末から接続することで作業の効率化は高まるが、これは実際につながっている会社や大学等に出向かなかければならない。こういった、地理的に離れていても「活用できる」ようにしたいという要望が生まれた。


TSSははじめ、大学の研究機関や大企業のごく一部でしか用いることができなった。


発明したのは、”ビルゲイツ”、”スティーブジョブズ”だった・・・

そこでまず初めに、コンピュータを「個人」でも使いたいという要望に応えたのが「パーソナルコンピュータ」である。1970年代から発売され、メインフレームよりも安価で軽量なコンピュータが生まれた。最初期のパソコンは、マイクロソフト社の始まりでもあるビルゲイツのWindowsである。


マイクロソフト創業時のビルゲイツ

スティーブジョブズが開発したのは「アップル・コンピュータ」であった。現存する企業が発明したコンピュータの誕生である。ここでのネットワークとして使用されていたのが「パソコン通信」である。


スティーブジョブズが発明した”アップルコンピュータ”


webの発明で、飛躍的に誰でも簡単なインターネットに。


パソコン通信では、電話回線を経由して電子メールや掲示板機能を利用する「BBS(Bulletin Board Systems)」である。元々「計算」を目的として使用されていたコンピュータは、「コミュニケーション」を目的として使用されるようになっていった。これを商業利用し、一般の人でも使用できるようにするために、イギリスの計算機科学者、Tim Berners-Leeが「ウェブ」の発明を行った。具体的には、テキストがホームページ化され、「クリック」すればどの場所へもつながるようになった。いわゆる「URL:Uniform Resouce Locolor」の発明である。こうして、一般の人々に対してもコンピュータの普及が広がっていった。


ティムのパソコン内での"web"の発明

このコンピュータの普及では、ティムの発明により「パソコン通信」から「インターネット」の普及にもつながっていった。


日本にも、インターネット待望の普及


 この「インターネット」の普及は、アメリカやイギリス等の欧米、ヨーロッパだけでなく日本にも普及していった。日本の村井純らが、情報技術の専門家としてインターネットの発展と普及に尽力し、日本最古のネットプロパイダ「IIJ」を普及させた。


日本のインターネットを普及させた村井純氏


いかがだったでしょうか?


 このように、インターネットの発展の背景として、「タイムシェアリングシステム」を用いたメインフレームの誕生と、「ARPANET」と呼ばれる、インターネットの全身とも呼ばれるコンピュータネットワークの構築、パソコン通信を用いた、パーソナルコンピュータの普及と一般の人でも使いやすいように「Tim Berners-Lee」のウェブの開発による、爆発的な普及があった。日本でも村井純を筆頭に、日本国内でのインターネットを構築し、インターネットを普及させていった。



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