詩 / 「稲妻」

光の速度で一人の男に落ちた電光は
その男のこめかみを刺激した
それは一瞬の悟りとして現れ
人の最も神域な場所に落とされた

何故、電光は落とされたか
自然の気まぐれか神の御心か
何にせよ人は刺激を求めている
日々、退屈な生活な為に

それは盗人の様に突如として現れる
光の速度で私の意識する間もなく
それは私の意図を痺れさせて
人の脳裏の神域な場所を犯す


2020.2.10.0:25

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