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物流業界用の逆質問6つあり!20代女の通関士への転職日記



見事、通関士試験の合格をいただいた私は、半ば浮かれながら転職活動を始めました。

この業界に勤めている方ならお察しかと思いますが、通関士資格を持っていても、未経験から正社員の通関士として採用してもらえるケースはごくわずかです。

ほとんどの中途の求人票には、「実務経験3年以上」など、実務経験のある方を求めていました。
もちろん私はこの事実を知らずに転職活動を始めたわけですが、開始早々挫折しそうになるほど苦戦を強いられます。

エージェントサービスへの登録



まず私は、2つのエージェントサービスに登録しました。そこで双方のアドバイザーさんに言われたことが、

・エージェント経由での書類通過率はたったの15%ほどということ。
・業界、職種も絞りすぎると全部書類で落とされ、面接に行けない状態に陥ってしまうこと。
・内定への返事は1週間以内に求められるため、一気に応募し、同時期に進めた方がスムーズに進むということ。

以上の3点でした。

そのためとりあえず、通関関連の仕事に限らず、営業事務や総務などの事務職にも応募しました。
結果的に合計で50社ほどに書類選考を申し込み、15社ほどの面接を受けました。
書類通過率は聞いていたよりもよかったです。


面接対策について


しかし、ここでさらなる問題が発生します。
営業事務や総務の仕事を受けに行った際に必ずと言っていいほど、なぜ通関士の資格を取得したのか聞かれました。
履歴書には取得年月を記載する欄があったため、直近で取得した資格を活かして就職したいのでは?と考えるのが普通です。

この質問に対する回答にとても苦戦しました。
通関士になりたかったためと答えてしまうと、じゃあ通関関連の会社に行けば?となってしまいますし、かと言って自身のスキルアップのためと答えるには重すぎる資格な気もするし。

なので、素直に海外と携わる仕事に興味があることを伝え、その上で御社を選んだ理由を述べていました。
「海外と携わる仕事に興味があり、通関士の資格を取得しました。しかし、御社では〜を学ぶことができ、御社の〜に魅力を感じたため、通関士の仕事ではなく御社の営業事務を希望しました。
上記のように述べていました。
一部志望動機と重複させることで説得性を持たせましたが、正直、この答え方が正しかったかどうかはわかりません。
後日、落とされた理由をアドバイザーさんから聞くことができるのですが、落とされた理由として「通関士になりたい気持ちを感じたため」と言われたこともありました。
その場合、もう自分にはどうしようもできないので、その会社とは縁がなかったと思って切り替えていました。
そして、実際通関士の資格を活かして働きたいと思っていたのは事実なので、見透かされていただけだなと思っていました。

空からの景色の雄大さ



個人的な印象ですが、新卒の面接よりもフランクな面接が多く、集団面接はなかったです。
オンライン面接だと、1対1の面接となるので、面接官との相性も重要になってくると思います。

そんなことを言いつつ、私は面接がとても苦手です。
人前で話したりするのは緊張してしまい、いつも頭の中が真っ白になってしまうほどです。
転職活動中の面接も度々言葉に詰まり、言いたいことの半分も言えなかったりしました。
この欠点を克服するには、面接の回数を増やすしかないと思い、書類も面接も平均より多く受けました。

ちなみに、私は受けた企業の一次面接の半分ほどはオンライン面接でした。
私にとっては、オンライン面接の方が緊張せず挑めました。対面で人と話すことが苦手なので、画面越しの方が緊張しなかったんだと思います。(笑)

必ず面接で聞かれる下記は暗記していました。
・自己紹介
・転職理由(前職を辞めた理由)
・志望動機


その他よく聞かれたのは下記です。
・自分以外の身近な人に、どのような人と言われるか
・前職で成し遂げたことを
・クレーム等で苦労したことをどう乗り越えたか



通関士としての内定獲得

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