見出し画像

病児保育様様

今から五年前下の子が生まれてすぐアパートの更新が迫り10年住んだボロアパートを去ることにした。川沿いで隣はお墓(慣れると気にならんよ)、林と畑、で風通しがよく虫と一緒に仲良くやっていた。窓を開けると川が見えるのが好きで次も川沿いを切望するほどだった(その夢は叶わず)。

下の子をかかえてアパート探しはストレスフルであった。睡眠不足だし金もないし。
育休ではあったが週5パートがただ来なくなっただけ。雇用保険加入月数足りず育休金のもらえる育休ではなかった。

そんな中引っ越し先へのこだわりは、転職を見据え、定員オーバーとか予約しにくいとかの問題がなく、ちゃんと使える病児保育が近くにあること。

同じ市内の隣町に完璧な病児保育があった。ちなみに当時の私はペーパードライバーなので徒歩と自転車が主。
迷わずそこに引っ越した。川の見えない景観0のアパートの一階だったがボロくはない。

必死だった。子を抱えた、キャリアはないくせに転職山ほどの30代後半弱小ワーママが転職するには、病児保育に預けますんで私は休みません!というフレーズがキャリア5年分ほどの一撃を持つと考えたからだ。
時は流れ、転職したものの、色々と今後を考え週4から始めた。(通信の大学生をやっていたり資格の勉強もあった。)なので休んだら代わりに出たりして病児保育を使うには至らず。

そしてさらに時は流れ正社員となった(同じ部署のベテラン社員が休職したタイミングである…これが今の私の発狂の原因といえば原因なのだが)。責任と業務量が段違いに増え一日休んだツケは自分に華麗に襲いかかってくる。顎にブーメランがガコン!のイメージである。

そしてついに病児保育の扉を叩く日が来た。子は5歳になっていた。
朝六時からスマホで予約。
評判通りすんなり利用できた。1日2000円、プラス給食300円。数日利用すると痛いが勤続年数少なくて有給休暇が残りわずかな私には1日10000円以上欠勤控除されるより全然割安だ。ちなみに私が労務として職員の有給休暇の管理や給与計算をしているので私自身の仕事を増やすリスクも減らせる(地味にこれが一番大きな理由)


お迎え後本当に熱があるのか謎なアゲっぷり。連れていかれたリカちゃんお仕事一日お疲れ様。仕事終わりの私のような死体っぷり。

またゲリラ豪雨ならぬゲリラ鬱、線状降水帯ならぬ線状降鬱帯にいつ襲われるかわからないので自分の為に休みはとっておきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?