❷『結』
「結の心」
って聞いたことありますか?
合掌造りはしなやかで粘り強いんです。
この先十年後も作れる人いるんかなあ。
一人一人が弱くとも細くとも
力を合わせることで強くなる
誰のためでもなく自分たちのために力を合わせる。
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先日、白川郷(岐阜県大野郡白川村)へ行って
一泊してきました。
※白川郷は
1995年(平成7年)12月9日にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。日本では6件目の世界遺産です。
「結の心」とは
簡単に言えば助け合いの心です。
村の人たちは昔から
金銭のやり取りや損得勘定なく、
力を合わせて村を維持されてきました。
村の人たちにとって「結」は、
人々が力を合わせ扶け合うことの大切さ、
共同体の維持・運営に欠かせない「つながり」や「絆」を確かめ合うことのできる心のよりどころになっています。
この「結」によって
田植えの作業、合掌造り住居の建設と維持、
茅葺き屋根の葺き替えが行われてきました。
これらは数多くの人手を必要とする大変な作業であり、家の行事でありますが、集落の行事でもあります。
集落の慣習として自発的に労働力を提供するもので、反対給付(おかえし)を条件としない労働奉仕です。
本家・分家間、親類間が主でありますが、付き合いの深い近隣がこれに加わります。
反対給付の義務がないといっても、相手に同様の事態が生じたときは、当然のこととして合力を行います。いわゆる「お互いさま」です
初日、
村に到着し茅葺き屋根を見に歩いたのですが
「暑いなあ」ぐらいにしか思わず
汗だくでした。
その日の夜、宿のお母さんの話を聞いたり白川郷のビデオを見てを「結の心」というものを知り
翌日、村を回ったり茅葺の屋根を見たら全く違って見えてきました。
1人で非力でも力を合わせることで大きな事を為せる。
自分さえ良ければそれでいい
そんな風に世の中の流れがなっているように感じます。
今回、13日から〜16日までの4日間
石川→白川郷→飛騨高山→富山
ぶらっと一人旅に出て
いろんな場所、いろんな人とお話をして、自然と人に触れて
自然の中で生きること
人の中で生きること
1人では生きていけないんだなあと
改めて思いました。
感謝を
合掌