仏様のメッセージ
仏様は、様々なことを通じてメッセージを送ってくださっています。
例えば、朝、不意に柔らかい朝日が射してきた時。
そんな時は、仏様は「あなたは価値のある人間です。今日も人生を頑張りなさい」と言ってくださっています。
夕方、雲が綺麗な色の染まっている時。
そんな時は、仏様は「明日は今日よりもっと良くなりますよ。」と言ってくださっています。
それでは、「なぜそんなメッセージが分かるのか?」という点についてご説明します。
ここで、「仏様と言っても沢山いる、どの仏様なのかわからない」と思う人もいるかもしれません。
仏様は、仏像では人のような姿で表されるため、それぞれの「仏様」が独立した人格であるかのように思われますが、実際の所、仏様とは物理を超越したところで物理世界を見守っている根本原理のようなものなのです。
(仏教の教えでは「真理」あるいは「法」と呼ばれています。)
私は、自分とともにあり、導いてくださる仏様は「阿弥陀如来」と思っています。
これは根拠があるわけでは無く、ただ「そう感じた」というだけなのですが、信心とはそのような、「理解」や「根拠」とは必ずしも結びつかない、「そう感じた」「そう思った」ということが大事ではないでしょうか。
「理論的に説明できないから」「根拠が無いから」という理由で、自分の直観を否定するのは、惜しいことだと思います。
我々はどうすれば仏様の存在を感じることができるようになるでしょうか?それはすぐできます。
心の中に仏様への信心を持つことです。そうすれば、様々なことから仏様のメッセージを受け取ったり、あるいは、「仏様がそばにいらっしゃる、仏様が私のことを見ている」ということが、理屈抜きで感じられるようになります。
そうなれば、仏様のメッセージも、脳の中に自然にスーッと入ってくるようになります。仏様は常に生きるためのメッセージをくださっています。そのメッセージを受け取れるようになれば、人生はとても豊かなものになるでしょう。
上に述べた「真理」とは、覚りを開いていない凡人(凡夫)には理解できなものであり、お釈迦様がそれをある程度分かるように嚙み砕いて述べられたのがお釈迦様のお教えだと言われます。
しかし、我々は、「真理=仏様」の功徳を受けるのに、それを「理解」できなくてもいいのです。丁度、太陽がなぜ輝いているを知らなくても、日の光の恩恵を受けられるのと同じです。
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