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「クリエイターには尊敬の念を」と、抑うつリアリズム理論

切り抜きを始めるまでツイッターは使っていなかったが、使うようになるとこれでもかと色々な情報が流れてきて楽しい。

今日はこんなツイートが注目を浴びていた。

【クリエイターには尊敬の念を】

これはVtuberの蒼海イブ氏がサムネ制作依頼をされたときの流れのようだ。

「サムネ無料で作って」
「依頼者がクリエイターに何言おうが自由でしょ」


「底辺Vtuberが晒しても意味なんざ無いから晒してみろよ^^」

おいおいおいおい・・・!

クリエイターの皆さんは腸が煮えくり返ったことだろう。

無料でサムネ作れよとほざいておいて更にこの暴言である。
どんな育ちをしたらこうなるのか。

サムネ制作というのは時間がかかるものだ。
だからこそ外注なんてものが成立するのである。
それをこいつは・・・。

しかもだ、ちょっと前の6月6日には他のクリエイターが同じようなツイートを再掲していたのである。

この方は「イラストを無料で描け」というふざけた人間に遭遇したらしい。
イラストというのは簡単に出来るものではない。
自分は絵は描かないが、さいとうなおき先生を入り口に色々なイラストレーターの配信を見てきた。本気の絵は簡単には出来上がらない。
それを無料だと・・・?

イラストレーター界隈では未払い問題を含め、こういうクリエイターを軽視する話はかなり聞いたことがあったが、この流れがサムネ制作界隈でも広まっているとは・・・。

【ところで蒼海イブって?】

蒼海イブ氏は現在駆け出しのVtuberである。

チャンネルの概要を見ると2012/09/23 に登録となっているが、
初配信は5ヶ月前のようなので新人といえるだろう。

・・・まあなんだか見た目どころか名前も違うが、同じ人なんだろう。

そして確かなサムネ制作スキルの高さを感じる。
自分は彼の爪の垢を煎じて飲まなければならないだろう。
まるで企業系のVtuberが使っていそうな出来栄えである。

これが3000円・・・? 頼んじゃお!」そう思う人は大勢いそうだ。

今回注目を浴びたことで客も増えるかもしれない。

なんと元デザイナーらしい。

やはりデザイナー経験者だとこれくらいのものは作れるわけだ。

まさにクリエイターなのだなあ。


・コメント欄の反応

今回の件を受けて、コメント欄も相手への批判で盛りあがっている。

みなさん大いに憤っている。

まったくもって正論の嵐。

そりゃそうだ。
制作の大変さを知っていればこんなふざけた依頼など言語道断なのだから。


しかしそんな中に一人だけ、

違った側面で見ている人が居た。

ん・・・?

どういうこと・・・?


【自作自演説浮上・・・?】

えす氏の発言に惹き寄せられた自分は画像を開いていく。

・1枚目

これはイブ氏の上げた例のふざけた依頼人との画像・・・?

・2枚目

これは・・・。
依頼人のアイコン・・・?

・3枚目

これは・・・1月にイブ氏が行ったツイートの画像・・・?


依頼者のアイコンは、イブ氏の画像を使っている・・・?
つまり依頼者は・・・。

いやいや、まだわからないじゃないか。
依頼者はイブ氏のファンで、いい感じの星乃珈琲の画像が気に入ったので、それをアイコンにしただけの可能性もあるのだから。

しかし気になる点が一つ。

イブ氏はなぜか件の星乃珈琲のツイートを削除しているのである。

なぜか?

なぜなんだろう?(無知)


そしてさらにえす氏は追求する。

….

確かに。
「・・・」や「…」は自分も多用するが、わざわざ4つのピリオドを連ねる「….」が一致するなんて、そうそうないような気もする・・・。

おいおいこいつは・・・。

これって・・・

これってぇ・・・!!


【えす氏について】

まあイブ氏がやってしまったのかはともかくとして、
プロの捜査官かよ
というレベルの調査能力を発揮したえす氏。

一体この方は何者なんだ・・・?

プロフィールを見に行く。

「躁鬱」らしい。

なんかこの記事を書いている間にもアイコンが変わったりしてるし不思議な人である。

個人的には以前の画像の詳細が知りたいのだが。


それはともかく、「躁鬱」と聞いて思い出したことがある。

5年くらい前に放送大学でやってたのをチラッと見たのだ。
たしか・・・「うつ病患者は正確に世界を見ている」みたいな話を。


【抑うつリアリズム理論】

自分の拙い検索スキルゆえ、探すのに時間がかかったが、どうにか見つけることができた。

昔見た、うつの人はそうでない人よりも現実的な推論を行うという仮説。

抑うつリアリズム理論」である。

平たく説明すると、
「うつ病の人は世界をネガティブに見るようになってかわいそうだねぇ」という見方が世間の主流だったが、
実はうつ病患者こそが世界をリアルに見ており、健常者と呼ばれる人の側がポジティブなバフを常時受けて、ある種の色眼鏡をかけた状態で生活している・・・という理論である。

たとえば宝くじを引くにあたって、
「自分が選ぶ」のと「他人が選ぶ」のでは確率的に何の変動もない。
しかし多くの健常者は「自分が引いた方が当たる!」という謎のポジティブイメージを持っているらしい。
しかし初期のうつ病患者に同じことを聞くと、「いやそれ同じですよね?」と返すとか。

あとは、ランダムな光の点滅に対してボタンを押すと点数が入る実験では、健常者は実験後に「自分の洞察力によるものだ!」と答え、初期のうつ病患者は「いや運でしょ…」と答えるらしい。

とはいえもちろん全面的に支持された考えというわけではないし、
これはあくまでもうつ病の初期の段階に見られるだけというのが主流の考えなようで、実際うつ病が進行すると現実どころか妄想に移行し始めてしまうので、そこは注意が必要だ。


えす氏の調査能力がこれによるものなのかはわからない。
ただ普通に察しが良くて調査能力が高い人なのかもしれない。

でも人間はポジティブバフを常に受けながらでないと生きるのが辛いというのはわかる気がする。

あんまり考えすぎないほうが人生は楽なのかもだ。



追記:

あかんかったか・・・。


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