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開放型最高じゃん・・・!

何かというとヘッドホンの話である。

【カナル型イヤホン全盛時代】

今やカナル型という耳栓みたいなイヤホンで溢れる世の中。
圧倒的ノイズキャンセリングと音楽への没入感があるカナル型。
すごいというのはよく分かる。
しかし、あれが体質的に無理な人間というのも存在する。

そう、自分は無理な側の人間だ。
カナル型をつけると速攻で頭痛が始まる

そのため、骨伝導イヤホンやらambieやら色々試してきたわけだが、
頭痛こそしなくなるが音質は落ちる。

そこでヘッドホンに手を出してみたが、そのとき選んだのは密閉型だった。
当時、密閉型開放型があることすら知らなかったのもあるが、
騒音下でも音楽や動画をノイズキャンセリングしつつ楽しみたいという考えがあったので、どのみち密閉型を選んでいたと思う。

実際、そのヘッドホンのおかげで新幹線がトンネルに入っていようが各種コンテンツを楽しめたのだが、カナル型レベルとはいかないまでも、多少は頭痛がした。困った体質だ。

その後、旅行などを繰り返せる身分ではなくなってからは、家でのネックスピーカーに落ち着き、その圧倒的な楽さとバッテリーのもち、あと耳への影響の少なさにこれが正解だと思っていた。

【動画制作におけるデバイス】

だが動画制作をするようになると話は変わってくる。
なぜならネックスピーカーは遅延があるし、なにより音が悪い
字幕を作成しようにも、ネックスピーカーでは何言ってるんだか聞き取れないことも多々あった。

実用面でも、雑談配信を聞くなら全然OKだが、音楽視聴には完全に不向きである。音もダダ漏れなので、木造家屋では注意だ。

あるとき、ネックスピーカーを使った環境で動画を作ったあと、なにかの気まぐれで密閉型のヘッドホンを使って動画の音を確認してみたことがあった。
するとわけのわからない雑音が明瞭に浮かび上がり、こりゃヤバいということで作り直すことになった。
もしヘッドホンで確認していなかったら、まともなイヤホンで聴いている人にボロクソに叩かれるところだった。

・・・まあそんな感じで、音が重要な場面では仕方なく、上で述べた密閉型のヘッドホンを使用して、頭痛に耐えつつ作っていたわけだ。

しかし正直つけたくない
自ら頭痛を起こしに行きたい人間など居ない。
ただでさえよく使うロキソニンの消費量が更に増えていく。
もう医者からもらったロキソニンは無くなり、Amazonで購入したロキソニンSプレミアムだけになってしまった。

どうにかならんものか・・・。

【開放型ヘッドホンという選択肢】

ここで出てくるのが開放型ヘッドホンである。

あるとき、ガジェット系のYoutuberの動画を見ていたとき、
というか瀬戸康史氏の動画を見ていたとき、開放型ヘッドホンの存在を知った。

とはいえ、いうてヘッドホンである。
頭の上にあんな大きなものが被さって、耳も覆われるのだから、
長時間はやっぱりきついんじゃないだろうかと思ったのが正直な感想。

でもちょっと気になる。

もし本当に今の頭痛地獄を改善できる可能性があるのなら・・・。

気が付いたらAmazonを徘徊し、翌日には商品が届いた。
田舎とは思えない速度に時代の変化を感じる。

届いたのはAKGのK702というヘッドホンだ。

ワイヤレス機能は無く、有線のみ。
しかし着け心地もよく、密閉型と違って確かに楽だ。
思っていたより重さもない。(200g)

もちろん季節が季節なので、着けているとちょっと暑いのは否めない。
しかし密閉型よりはずっと長く作業ができる。

試しにVtuberの歌枠を見たら、めっちゃ楽しめた

基本歌枠は見てこなかったが、それはネックスピーカーのしょぼい音だったからである。これは危険だ。他のMVなんて見たらもう・・・。

見た。

すんごいことになった。


オーディオ機器には沼があるという。
これでアンプとやらに興味を持ち始めたらヤバい。
自分はここで満足しておこう。

それに、やはり編集以外は変わらずネックスピーカーを使っていこうとも思う。ヘッドホン難聴を防ぐという目的もあるが、やはりワイヤレスというのは楽なのだ。
開放型ヘッドホンと言えど、さすがに疲れがゼロなわけでもないし。

でも良い音に触れてしまったので、舌が肥えたならぬ耳が肥えてしまい、
ネックスピーカーだとなんだかひもじい気分になるのが悲しいところだ。

いやしかし、良い物と出会えた。

たたむことはできないので旅に持っていくとかも無理だろうけど、これは今後の動画編集で相当使うことになるだろう。

自分と同じようにカナル型が無理な方は、ぜひとも開放型のヘッドホンを検討してみてはいかがだろうか。
物によっては開放型でワイヤレスなんてのもあるようなので、より良い音楽ライフが楽しめるかもしれない。

世間はカナル型一辺倒になってしまったけれど、まだ救いは残されているのである。


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