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ゴミを団扇にするセンス

突然ですが、扇子は買うけど、団扇はもらうものみたいなイメージないですか?

畳めてスッキリ鞄に入るのが便利な扇子は、夏になると持ち歩く人が増えますよね。なんか上品だしビジネスの場でもうるさくない。

でも家で他人の目を気にせず過ごしてると、こう、もうちょっとパタパタと多めに風が来てほしいと思うこともあるわけです。
で、団扇。
みなさん、商店街とかお祭りとかでもらうやつ以外の団扇って持ってますか?

持ってなくて、この夏はあおぎたいな〜!という方にオススメしたいのがこれ。

これ、漆を器に塗る前に不純物を取り除く工程があるみたいなんですけど、その漆を濾すためのフィルターを団扇に仕立てたものなんです。

普段は捨てられてしまう漆が染み込んだフィルターを救い出して、香川県で団扇にしてもらうことで見事蘇ったわけです。

素材に目をつけたところもすごいですが、団扇になった時のビジュアルが美しいこと。ハイセンス…!

(もうお気づきだと思いますが、タイトルからして駄洒落です。でも、駄洒落が言いたくて書いてるわけではないですからね!決してそんなことはない!)

部屋に置いてあっても絵になるし、扇子よりも「あ〜、あおいでる!夏〜!」っていう感じがあるし、家の中で過ごす夏にはぴったりなんじゃないかと思います。

本当は渋めの色の浴衣と合わせてお祭りにでも行きたいところなんですけど、今年は我慢…!おうちでスイカでも食べましょ。


オーダーという業態を選んだ時点で「無駄なものを作らない」が頭にありました。これまでもこれからも、ちゃんと袖を通して着倒してもらえるシャツ作りを続けていきたいと思います。