見出し画像

お子様が小学校低学年で野球初心者なら素振りを毎日100回させる前に、親として知っておくべきことがあります。


今からするお話は、きっとはじめて知ることです

こんにちは。
ホロスベースボールクリニックの石橋秀幸です。

少年野球チームに入る時期は、だいたい7歳くらいからが多いでしょうか?

それくらいの年齢の野球初心者は、最初のころはキャッチボールをしても、投げたボールがとんでもない所に行ってしまったり、うまくボールをキャッチできないのは当たり前ですよね。
投げ方も捕り方も、バットを振っても、何もかも不格好で、親としては「大丈夫だろうか?」なんて思うのではないでしょうか。

特に、野球を経験した親であれば、なおさらですね。

お子様の野球を上達させるために、お父さんが出勤前にスイングをチェックしたり、キャッチボールをしているという話をよく聞きます。
学校から帰ったらする練習メニューを決めていることも多いと思います。

もちろん、初心者が野球を上達させたいのですから、野球の基本、キャッチボールをしたり、素振りをするのは当然ですね。

でも、お父さん、お母さんは、【野球の技術的なスキル】にばかり、目が向きがちではないでしょうか?


野球スキルの上達の前に、低学年の子どもには必要なことがあります

これからお話する内容は、小学校低学年で、野球をはじめたばかりの野球初心者と、その両親をイメージしてお話します。

小学校の低学年ですから、だいたい3年生までの子どもを想定していますが、子どもの成長は、人によって大きく違ったりもします。
たとえば、4年生でも、体の大きさが2年生の子とあまり違わないこともありますね。
ですから、成長期に入る前の子どものために、知っておいたほうがいいお話だと考えてください。

ただし、あなたのお子様が成長期を迎えているとしても、この先も野球を続けていく上で必要なことをお話していきます。
それは、成長痛であったり、野球特有のケガのことなどです。
ですから、ぜひお子様のために学んでほしいと思います。

さて、小学校の低学年だと、まだ体が小さくて、食事もあまりたくさん食べられない子どもが多いと思います。
親としては、身長を伸ばして大きな体に育ってほしいと願っているはずです。
そのために、毎日の食事のバランスにも気を使っていると思います。
あなたも、栄養に関する本やレシピ集を買ったり、ネットで情報収集しているでしょうか?

ですが、栄養に関する知識も、スポーツ医学の知識もないとすると、お子様の日々の食生活が理想的なのか、判断に困る時もあると思います。

タンパク質は、一食あたり何g摂取するのが理想的か?
ご飯とおかずのバランスはどれくらいがいいのか?

また、お肉中心のおかずが多いと、脂肪分の摂取が多くなる傾向がありますが、忙しい毎日ですから、毎食このようなことを考えて献立を決めるのは大変ですね。


そして、体を強く大きくするには、食事面だけでなく、生活全般にバランスが必要です

体づくりのためのトレーニングはもちろんですが、練習と休息のバランスを考えて、体のコンディショニングを整えること
さらには、野球はメンタルのスポーツなどと言われます。
ですから、ピンチの場面でも強い気持ちで対処できるメンタルトレーニングも必要だと思われる場面が必ずきます。

このように、お子様の野球を上達させるためには、親としていくつもの知識が必要です。
でも、難しいことを考えるのは、気が重くなりますよね。

だからなのでしょうか?
これからお話をすることは、ほとんどの大人が勘違いしているようです。


それでは、強い体をつくってトップ選手になるための方法を教えます

あらためまして、石橋秀幸です。

私は以前、広島東洋カープで15年間、トレーニングコーチをしていました。そして、ボストンレッドソックスでも、トレーニングコーチを経験しています。

現在は、大学でも人の体の仕組みについて教えていますし、スポーツ医学の研究施設でも研究を続けています。
ですから私は、トレーニングとコンディショニングを教える専門家です。

私たち、ホロス・ベースボールクリニックがお伝えすることは、よくある「昔、私はこんな練習をしてました」というような単なる経験談ではありません。
日本国内や海外で研究され、学会で発表された論文であったり、私自身が実際に行った研究データをもとにお伝えしていきます。
つまり、医学的、科学的にエビデンスのある情報です。

あなたのお子様は、野球が上手になりたいと思っていますよね。
あなたも、お子様がグラウンドで活躍する姿を見たいと思っているはずです。

そのために、野球のスキルレベルを上達させる必要がありますが、その前に知っておくことがありますので、お話します。


野球が上手になるには、まず強い体が必要です

当然ですが、体の力が弱いということは、打球を遠くに飛ばすことができません。速いボールを投げることもできません。そして、速く走ることもできません。

強い体をつくるためには、その基礎となる【運動能力】が必要です
運動能力について詳しいことは、お話を進めながら解説しますが、まずは運動能力を高めることが、最初に必要だと知ってください。

そして、運動能力を伸ばすには、コンディショニングを整えて、あなたのお子様に必要なトレーニングをすることが大切なポイントです。
コンディショニングというのは、体の調子がどうなのか感じたり、体の調子を整えたりすることです。
コンディショニングについても、詳しいことは順を追ってお話をします。

大切なポイントなので繰り返しますが、特に低学年の場合、日々行う【練習】は、運動能力を高めることや、コンディショニングを整えながら行う必要があります


ただ、多くの大人は、その点をちょっとだけ勘違いしているようなんです

それは・・・

ただただ、きつい練習さえすれば、強い体になって野球も上手になると思っている大人が、少年野球の指導者を含めて多いんです。
おそらくあなたも、次のようなことを聞いたことがあるのではないでしょうか?

とにかく、たくさんスイングした者が打てるようになる
人より多く練習した分だけうまくなる

特に少年野球チームに入ったばかりの野球初心者だったり、野球をはじめてしばらく経つけど、思うように上達しないと感じている場合は、このような考え方になりがちです。

でもそれは、大人基準の考え方です
成長期前の子どもにとって、それはちょっとした勘違いなんです。

あなたも、プロ野球選手のキャンプの様子を、テレビなどで観たことがあると思います。
または、高校球児が汗だくになってトレーニングをした後、へたり込むようなシーンを観たことがあるかも知れません。

それは、基礎となる運動能力が備わっているからできることです

低学年の子どもにも、練習はもちろん大切です。
ただ、技術練習だけに目を向けるのは間違った方法です。
強い体になって、野球が上手になるためには、技術練習と同じくらい大切なことが、他にいくつかあるんです。

あなたは今「練習と同じくらい大切なことって何だろう?」
そう思ったかも知れませんね。

それを、これから順番にお話ししていきます。


何より大切なのは、ケガや病気をしないこと

コンディショニングを無視した練習では、ケガや病気を誘発してしまいます
体づくりは「体の調子を整えながらするもの」だということを覚えておいてください。

次回からも、小学校低学年に必要な、野球の上達のためのコンディショニングについてお話をしていきます。
できる限りわかりやすい言葉でお話をしていきますが、新しく聞く言葉がいろいろと出てくるはずです。

もしもわかりにくい部分があった時は、何度でも繰り返し見直すようにしてください。
そして、メールで質問を送ってください。

今回は以上です。

次回もあなたのお子様のためになるお話をしますので、楽しみにお待ちください。

それでは、またお会いしましょう。


Holos Baseball Clinic公式ホームページはこちら

■公式メールマガジンの登録はこちら:
https://sub.holosbc.com/p/rQItECOKGK5c?ftid=xuARZvq9yCw3

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?