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「感度分析」を学び、育児に当てはめようとした結果・・!

知識を拡げ、自分の脳力を少しでも高めるために始めた「グロービス学び放題」

4月から開始し、2ヶ月以上継続。カリキュラムは着々と進んでいるものの、最近抱えているモヤモヤ。
「本当に学びが身についているのだろうか?」

そこで、意識しはじめたのが下記の2つ
・言葉や単語ではなく、"イメージ" で認識する・覚える
・思い出しやすいように、 "何か" と突き合わせてインプットする

わたしの最大の関心事は、他ならぬ娘なので
学んだことを子育てや身近なことに関連付けて、理解を深めていこうと思います!


 <今日学んだこと>「感度分析」
またしても、初めて聞いた単語ですね…

計画や予想を立てる際に、ある数値が現状または予測値から変動したとき、連動して動く別の数値がどれだけ変化するか「振れ幅」「振れ方」を見る分析手法


<分析の手順>

感度分析は2ステップです!

【Step.1】数値を計算式で表現する(データのモデル化を行う)

とても当たり前な話になりますが、「ビジネス」とは
「顧客」に対し「サービス」を提供して、その「対価」として「お金」を受けることなので、もちろんあらゆるプロセスが数値化されていることが多いですよね。
(既に計算式が存在することが多い)

例えば・・・
営業:[売上高] = [個客単価] ✕ [顧客数]
採用:[入社数] = [応募者数] ✕ [通過率] ✕ [受諾率]
業績:[月次利益] = [引き合い数] ✕ [成約率] ✕ [顧客単価] ー [費用]

各要素の数値が分かれば計算によって利益が求められるようになります。(ただ、従来の数式に囚われすぎず、実務に合わせて使いやすい形にモデル化することも大切だそうです!)


【Step.2】計算式に含まれる数値を変化させて結果の振れ幅を分析

数値を動かして、連動する数値の「振れ幅」を見ていきます!

先程の例えばこんな計算式ありますよ〜の中から
[月次利益]を例にとって考えてみます、ここにざっくり仮の数値をいれてみました。

[月次利益]
 = [引き合い数] ✕ [成約率] ✕ [顧客単価] ー [費用]
=     500件    ✕    20%    ✕  30,000円  ー 1,000,000円

成約率を18%、19%、20%、21%、22%と変動させていきます。
Excelの表計算などを利用すると便利ですね。

数値を動かすときの大切なこと(注意点)は、
要素の1つの数値のみ変動させること!他の数値は一定とします。
変数が2つ以上あると、何が要因になっているかわからなくなってしまいますよね。

そして数値を動かす幅は、プラスマイナス3ポイントほどを見ます。

分析の手順2ステップ、おさらいしますね。

数式化する!
その要素となる数値を一つずつ動かして影響の大きいものをみつける!


<感度分析の応用>

この感度分析には「応用編」があり、
下記の2つの分析方法が紹介されていました。

【感度分析の応用.1】ベストケース・ワーストケース分析

先の記述になぞると・・・
感度分析の手順Step.2の「数値を動かしてみる」際の前後3ポイントの
マイナス3ポイントのとき(ワーストケース)とプラス3ポイントのとき(ベストケース)の「変動幅」を見る分析です!

「ベストケース」モデル式の各要素が全て最高値と想定した場合
「ワーストケース」モデル式の各要素が全て最低値と想定した場合

ここでも注意点が!
やみくもに極端な数値ではなく、それぞれ現実的に想定しうる範囲で設定することが大切だそうです。

(でも、この現実的に想定しうる範囲の見極めが一番難しかったりもするのですが・・)

営業の着地を見込むとき3つの予測を立てなさい、なんて言われることありますよね。
conservative(保守的な)、moderate(適度な)、aggressive(攻めた)

conservativeがワーストケース、
aggressiveがベストケース、という理解です!




【感度分析の応用.2】トルネードチャート

どの数値がどれくらい結果に影響を与えるか、を見る分析です。
名前の由来は、そのチャートの形がトルネード(竜巻)みたいだから!だそう。

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(日本では竜巻に馴染みがないから、それでもピンとこないのは私だけでしょうか)

左記の経常利益の例に再度当てはめると

経常利益に「成約率」が最も影響を与えるのはもうわかったよ!!
でも念のため、それ以外の数値もひとつずつ動かしてみようか。
で、影響が大きい順に上から並べてみよ!
それぞれどれくらい影響与えるか、わかるね。

こういう流れでしょうか。

「成約率」以外もそれぞれ想定される範囲内で上下の振れ幅を設定し、収支に与える影響の大きい順に上から並べることで、
どれが最も振れ幅に影響するかを見出し、対策を立てることができそうですね。

<まとめ:感度分析でわかること・できること>

「結果の変化幅がわかる」
「結果に最も影響を与える数値がわかる」

定性だけではなく、定量で考えること。
その数値を分解して、全体に与える影響度を見極める、まさに最適なリソース分配や戦略考案に必要な分析の一つ!使いこなせるようになりたいです。


<感度分析を、子育てに置き換えれるか?> →おそらく「NO」

冒頭にも述べたように、学びを深めるために身近なことに置き換えよう!!
と意気込んでいるのですが
そもそも育児って数値で全てを表すことが難しい業・・
(子どもの個人差もあり、日々の育児は定量化できない!)

思いつく数式と言えば、
産休・育休手当の算出方法
保育料の算出方法
(現在は3歳児以上は無償化ですが)


うーん、でもこれって KeyResultとなる変数は年収だからな・・
(育休は取得予定期間や、住民税も関わるので居住する都道府県なども多少はありますが)
答えが明確なので、そもそもの分析にならない(涙)


他にも「寝かしつけ時間」を構成する要素として
「起床時間」「お昼寝時間」「運動時間(屋外遊び、屋内スポーツなど)」をピックアップ。

1つだけ変動させて、他の値は一定・・があまりにも非現実的でした(子どもはそんなにサイボーグのように親の思う通りのタイムスケジュールで動かない)
大前提として、数式で成り立たない(涙)

これも結論としては
「早寝早起き」「お昼寝も未就学児までは適度にとって」「しっかり運動」を目指すことが良いのは明白・・!





グダグダになりましたが
あらためて、感度分析はビジネスにおいてフル活用しましょう!



<こんな人におすすめ>

・事業を数字で分析したい方
・最終的なアウトプットに影響を与えるリスク要因を知り、対策を立てたい方

こういった方々に、特におすすめの分析手法!ということで、今回の結びにしたいと思います〜







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