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手拍子が降ってくるK’sスタ~ピッチサイドシート体験記~

皆さんは、サッカーをどのアングルから見たいですか。
テレビと同じように俯瞰で見たい。
選手と同じ目線でパワーを送りたい。
メインスタンドでスタグル食べながらゆったり見たい。
バックスタンドで応援団と一緒にバモりたい。
芝生席で子供と遊びながら見たい。

一度スタジアムに来ると、テレビで映し出される世界とはまた違う、いろいろな切り取り方があると感じます。自分は長年のスタジアム通いの結果、ホームではゆったり戦況を追いたいと思い、大概メインスタンドにいますが、時たま違う目線で試合を見るのもいい。
そんなことを、山形戦で用意されたとある席で感じるとともに、まだ感じていなかった良さがケーズスタにあるじゃん、、、!!という発見もできたので、ご紹介しますね。

ピッチサイドシートとは

山形戦は、こちらの席で見ていました。ピッチサイドシートです。

サポーターズクラブのゴールドorプラチナ会員に加入した上で、各試合10席程度しか設定されない、抽選制のシートです。調べれば調べるほど、SS級のレア席でした。今年の運全部使い果たしたかもしれん。

ちなみにこのピッチサイドシート、過去にも設定されたことがありまして、こんな感じでした。

普通のパイプ椅子でした。
でもいくらピッチに近いと言っても、用意された椅子がパイプ椅子では、ちょっと、、、と思いますよね。

そこで、ホスピタリティあふれる水戸のスタッフ、こんなことを考え出しました。

エキサイティング畳シート。

そして、伝説のエキサイティング戦車シート。

ここまでくると、(いくらスポンサー様が付いているとはいえ)完全にどうかしています。(好き)


てか、エキサイティング戦車シート初登場からもう8年経つんやね…(ココロの声)

このように、ほかから見れば突拍子もないことをフットワーク軽く実現してしまうのが、水戸の何よりの強みです。フロントもサポーターも。

で、そこからすると、今年用意されたピッチサイドシートは、ファンクラブでもらえる折りたたみ椅子持参。

これが今年のファンクラブ記念品。軽くて持ち運び楽で耐久性バッチリ。最低1万円払えばタダで手に入る。

いや、、、椅子はしっかりしたやつだからいいけど、、、

戦車でもなければ畳でもない折りたたみ椅子のシートに、抽選で申し込むほどの価値はあるのかい??と思われても仕方がありません。

果たして、どうだったか。

結論から言わせて貰えば、価値は大いにあります。

まずは、入場から。
当選者の集合は試合開始15分前。ピッチ内練習終了のタイミングです。
指定の場所に集まって受付を済ませると、入場のためのパスを渡されるのですが。

受付してすぐ渡される、禁断のカギはこれだっ!

特製パス、今日の日付入り!!(若干1名いなかったけど。母国を背負って戦っていたから許そう)

普段は絶対にもらわない、ていうかちょっとしたマスコミ気分にさせてくれるアクセスパスに、なんとも期待感が昂ってきます。

そして、スタッフ冨田さんの案内でピッチサイドシートへ。

ハーフタイムの練習風景にて。レジェンドがアップする光景も手の届くような距離感で。

近い。明らかにピッチが近いぞ。

ホーリーくん。誕生日おめでとう👏👏👏
イケモフさんこと、ディーオくん。わざわざこっちに寄ってポーズ撮らせてくれた。イケメン。

バックスタンドもグラウンドレベル並みに近いからこれいらなくね、、、?と思っているといい意味で痛い目に遭います。
陸上トラック分の距離は致し方無いまでも、それを隔ててすぐの場所から見られる距離感は、球技専用スタジアムと引けを取らないか、それ以上です。
それに、エキサイティング戦車シートは場所が修正されてほぼゴール裏に回される、なんてこともありましたが、今回はメイン側固定。少し斜めアングルからピッチ全体見通せます。

メインスタンドを見る。肉眼ならはっきりとスタンドにいる人の表情がわかる。

後ろを振り返るとこんな感じ。
上段まで結構見えます。
コロナ禍じゃなかったら
「後ろの人も見えてますよ〜!!」
って叫びたくなる。
ライブでよくある、あの呼びかけは嘘じゃない。
ガチなやつだって、プレーする側に立つと見えてくる。

そこで気づくわけです。
このピッチサイドシート、選手に近い目線で試合が観られる特等席じゃん、って。

試合が始まってみると、どこで声かけるか、だけじゃなく、どの場面で首振ってアイコンタクトお互いに取っているか?までつぶさにわかります。特にこの日はボランチとサイドの連携がバッチリあっていた。さすがです。

それだけではありません。選手目線でプレーを見られるということは、、、
応援も選手視点に近い形で聴こえるということです。

Ksスタは写真でもわかる通り、メインスタンドに大きな屋根がかかっています。
バックスタンドで鳴らした太鼓に合わせてメインスタンドで手拍子がなる。少し遅れて、、、の繰り返しで、
手拍子の音のさざなみが、次々押し寄せるように降り注いでくるのです。

梅田選手が先制点を決めた後の、万雷の手拍子と言ったら、もう、、!!たまらなかった。。。。

よくアーティストのインタビューで、日本武道館でライブをすると、拍手が降ってくるように感じる、ということがあります。ちょっと前のたまむすびでも、RAG FAIRの土屋さんが赤江さんにそんなことを熱弁していましたね。大袈裟に聴こえるかもだけど、それに近い感覚でしょうか。

そういえば陸上競技はフィールド競技を中心に、助走の際に手拍子を送って選手のリズムをととのえる、という文化があります。

昨年の水戸招待陸上の様子。これが本来の陸上競技場の姿。ちなみに入場無料だったり。

Ksスタでも毎年5月に招待大会を開催していますから、それを念頭に屋根を作ったのであれば、結果的に設計者のスーパーファインプレーだったと思います。

コロナ禍の2年、声が出せないとなった中で、必然的に手拍子に頼らざるを得なかった状況下、その残った武器を有効活用できた、研ぎ澄ますことができたと感じたのも、ピッチサイドシートで観戦した大きな利点でした。

声はなくとも手拍子がある。そうだろう?

最後にまとめると、手拍子が屋根から降ってくるスタジアム、それがケーズデンキスタジアム水戸の本質です。それを一番感じられるのがピッチサイドシートだと体感してみて感じました。
ぜひこの感覚を色んな人に味わってほしい。
そしてピッチとの近さを肌で感じて、改めてスタンドに戻った時にどういう応援が選手に対してふさわしいか、声掛けできるようになったらどんな声援がふさわしいかを考えて欲しいです。ピッチサイドにいると、恐ろしいくらい色んな音が聞こえます。その気づきを色んな人にしてほしい。

ピッチサイドシート、チャンスはあと3試合ということで、ファンクラブ会員でまだ体感していない人は、案内があり次第の申込みを是非ものでお勧めします。今からゴールド会員になっても、ピッチサイドに行けるならば損はさせません。私が保証します。なお、最後に書き足しておきますが、折りたたみ椅子は快適です。90分座っても疲れなかった。これだけでも下手すると元取れる気がしてきた、、、!

最後に、激アツだったバモス梅田選手のゴールシーンをまとめて放出します。
またこんな劇的な瞬間に立ち会えますように、、、!!

ナイススライディング!
なんか叫んだけどバモス!じゃ無いのは確か
もみくちゃ🤣

どさくさに紛れて、幸司さんがわちゃわちゃやられてるの面白いですね😂

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