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ビジネスマンのためのUXデザイン

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UXデザインとは顧客視点を得るためのテクニックです。ビジネス全般に通じるUXデザインの手法を紹介していきます。
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#UXデザイン

レタスクラブのV字回復にサービスデザインを見た

今朝テレビを見ていると、雑誌レタスクラブの発行部数がV字回復しているという特集をやっていた。自分も一人暮らしを始めた時に1冊だけ買ったことがあるが、元祖料理雑誌だったはず。 どうやら雑誌のコンセプトをこだわり料理から簡単、時短に変えてきたことも一因とのこと。 確かに専業主婦のいる家庭より共働き家庭が多い今の時代において、こだわった料理より毎日手軽に作れる料理にニーズはありそうだ。 ただよく番組を見ていると、コンセプトだけでなくどうやら雑誌の作り方においても、課題設定と解

スマホゲームが教えてくれたこと

サービスデザイナーを名乗っている手前、AppStoreでランキング上位のアプリは遊ぶようにしている。少し前に流行った2つのゲームをご存知だろうか。 TimeLocker 敵を倒して進む、新感覚の時間操作系シューティングゲーム。 旅かえる レアな旅行写真やお土産を求めてカエルを旅させる収穫ゲーム。 どちらも暇さえあれば遊んでしまい、娘に「パパはいつもゲームばかりしてる」などと言われる始末。 ただ、旅かえるは4歳児には好評で「カエルくんそろそろ帰って来たかな〜」とちょくち

作り込まない勇気

5年前に参加した、とあるワークショップを今でも覚えています。 冒頭にこんなシーンがありました。 完全に再現はしていませんが、こんなデモの後にプロトタイピングを学ぶワークショップが始まりました。新人さんには気の毒ですが良いたとえだったので覚えています。 そんなことを印象づけてくれました。 ******** こういった作り込みの忠実性/程度をUIデザインの世界ではFidelity(フィデリティ)と呼びます。 Illustrator やPhotoshopで作った、いわゆる

ブレインストーミングの作法

ブレインストーミング(以降ブレスト)は、複数人でアイデアを出し合い否定せず、とにかく思いついたことを嵐のように出し尽くす発想法です。ビジネスにおいても企画会議や商品名検討など様々なシーンで使われます。 ちなみにブレスト4原則というガイドラインも存在します。 ブレインストーミング4原則 ・判断・結論を出さない(結論厳禁) ・粗野な考えを歓迎する(自由奔放) ・量を重視する(質より量) ・アイディアを結合し発展させる(結合改善) 今回はこのブレストをもっと効率的に行い、

営業読み表をアップデートする

最大5人の制作会社には営業職もおらず、自分が営業的な役割を兼任していました。(問い合わせや紹介いただいてから会いにいくだけ) その頃、売上の見込みを計算するため簡単な「読み表」を作っていました。営業に行って得た感触をもとに受注確度の高低、受注金額などを一覧にし、売上を見積もるコレです。 前回の記事でユーザーインタビューについて触れましたが、じつはそのユーザーインタビュー、特定の仮説を確かめるためにも利用できます。 営業アポは見込み顧客に会って話を聞けるチャンスなのに、得

採用面接をアップデートする

ユーザー体験を設計する前にUXデザイナーは様々な形で情報収集を行います。 その中でも「ユーザーインタビュー」では短時間で最大限の効果を出すためあらかじめ質問を用意し、聞き方を工夫したりと様々なテクニックを用いて相手の心理に迫ります。 そこで採用面接を一種のユーザーインタビューと捉えてみました。自分を良く見せようとする対象者の誇張を見抜き、本質を理解するヒントを得るためにできることを考えます。 1.質問を用意する当たり前と思うかもしれませんが、採用活動は現場の社員が片手間で

日常の面倒なことを見つける

前回は課題の発見・絞り込みが良いプロダクト開発のスタートだ、と書きました。【参考】ビジネスにUXデザインをどう活かすか このうち、局所的な課題発見トレーニングとして日常の中にあるちょっとした不満を書き出してみます。本来はこれらを時系列に並べたり、既存の解決方法を調べたりして、本質的な課題を定義し直していく段階を経たりしますが、まずは課題発見の視点を得ることが必要です。 簡単に描いたイラストものせています。絵にすると、今後人を巻き込んで議論をしていく上で有用なのでこちらも参

ビジネスにUXデザインをどう活かすか

世の中に出回っている多くのヒット商品やサービスは、顧客が求めていた課題を解決するものです。 「今すぐ欲しい」に答えたのがAmazon Prime Nowですし、「ボールペンは便利だけど、書き間違えた時に面倒」に答えたのがフリクションボールと言えます。 この顧客の感じている課題と解決策の発見プロセスを、イギリスの歴史あるデザイン機関Design Councilがダブルダイアモンドと言う形で発表しました。(原文はこちら) この図は新規サービスやプロダクトを開発する理想的な流