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ピーマンの苗を食う犯人は

ピーマンの葉が明らかに虫に食われている跡がある。しかし虫はいない。

もう虫が去った後なのかと思えば更に虫に食われた跡が増えている。しかし虫はいない。

そうして写真のように葉を食べられ放題の状況。

写真 ピーマンの被害

まあなるようになるだろうと放任していたある日の黄昏時。

日没辺りは薄暗いから畑を見ないのですが、その日は何気なく畑を見るとナメクジが数匹ピーマンの苗に群がっているのを発見。
ナメクジは日中あまり活動しないため、ちょうど夜の食事時に出くわす機会がなかっただけでした。

とりあえず犯人さえ分かればあとは対策あるのみ。

図書館で本を探すとピッタリな「ナメクジ おもしろ生態とかしこい防ぎ方」があったので、早速読んでみました。

生物、化学などはあまり勉強してこなかったので新鮮で読み物として面白い内容でした。また、薬剤の種類毎の効果について使い方も含め分かりやすく整理されており、薬剤購入の際に非常に参考になりました。

目的の防除については以下の3つの方法でどうにかしようと思案。

①ナメクジの住処を減らす

地図カルテに描くと分かりやすくナメクジにとって最適な環境が整っていました。周辺には雑草地、プランターの下部、雑草、落ち葉の捨て場所など住処が多く、ピーマンの被害地すぐにもワラ、枯れ草マルチで住処となっています。

図 地図カルテ

空間や物理的制約で外部の環境は変えるのは難しく、唯一できそうなのは雑草や落ち葉の捨て場所を遠くに移すことのみで効果は薄そう。

②駆除し数を減らす

(1)誘殺剤の使用

誘殺剤はちょうどあったものがメタアルデヒド剤で問題なさそうだったのでそれを使用。ナメクジが多く見られた場所、住処になっていそうな場所周辺に設置。

数日経過するも、誘殺されたナメクジを未だ見ないのは住処に隠れてから死んでしまったために見えないのか、それとも誘殺されていないのかがわからないため効果は不明瞭。

(2)地道に手作業で捕まえる

実験して防除率を算出したいわけではないので誘殺剤と併用して手作業で駆除。対象範囲が狭いのと暇だからこその力業。

③被害が出ている野菜に近づけさせない

ピーマンの被害がなくなればよくナメクジの撲滅がしたいわけではないので、被害が大きいピーマンに囲いをしようと現在考え中(今回は実行せず)。

うまく結果が出れば嬉しいし、出なければ試行錯誤する楽しさもあり、もどかしいのは結果が直ぐに出ないこと。のんびりと気長に待つ気持ちを温めていきたいです。


ー追記 2024/05/15 経過

結局は②の方法のみ実行し、夕方から夜に確認をし続ける。途中、雨の日の夕方はかなりの数のナメクジがあちこちで見られたものの、5日目には野菜を食べているナメクジは見られず。

このまま様子見。

ー追記2 2024/05/18 経過


夕方に確認を続けるも食事中のナメクジはおらず、被害もなし。気が向いたときにプランターを一旦退けて隠れているナメクジがいれば駆除。それも日に日に減少。

これにて対ナメクジは一旦、終了。


まとめ

ピーマンの被害に始まり、犯人のナメクジについて意外と知らない事に気付き知識を得る寄り道をしながら学びが大きかったです。今回はピーマンとナメクジでしたが、意図を持ってした事から結果や解決を得るというのは気持ちが良いものでした。

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