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*家庭で飾る花(ホームユースフラワー)

家庭で楽しむ生花の日本とオランダの違いは、年間消費本数にあります。一言でいえば、オランダは手軽な花をいつも飾っているということです。そして、花の消費額はオランダと並んで日本もトプクラスなのです。

しかし、生産本数や一人当たりの消費本数は、オランダにかなり負けているのが現状です。自国消費がほとんどの日本は、輸出やホームユース中心のオランダとはかなりタイプが違います。家のインテリアや文化、花の値段も違いますので、オランダのように花瓶にたくさん生けるやり方も一つですし、一輪挿しも一つだと思います。

オランダ国内でオランダ人に使われているホームユースフラワーは、カーネーション、バラ、アイリス、フリージア、スプレー菊、などが中心です。オランダ人が家庭用の花を買う所は、ガソリンスタンド、スーパーマーケット、ストリートベンダー(路上売り)、ガーデンセンター、勿論、花屋さんもありますが、それは手ごろな、GIFT中心ではない花屋さんです。


また、花に対する消費税も日本とは異なり6%ですが、日本では10%です。オランダでは、車や電気製品などは21%です。それだけ、オランダにおける花が普及品であることを物語っていると思われます。


オランダ人は花を飾る習慣がある訳ですが、そんな理由からも安全な天敵中心の環境保全型の農業で、農薬の少ない花栽培を心掛けているのです。ですから、多少コストは高くなりますが、安全にはかえられません。

1980年代はオランダと日本が2大農薬消費国でした。現在は、オランダは100%転換しています。日本も見習いたいところです。コストダウン至上主義は曲がり角に来ています。


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