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ターゲットを明確にし、ハーブ緑茶ペアリングモニター講座を実施

嗜好品としての販売は厳しいということを知った中で、今までのハーブ緑茶マーケティングの中で、どのようなタイプがターゲットになるのか十分把握できた。
次は、教育として広めるためには、「資格取得」というターゲットも踏まえて考えなくてはいけない。今までのハーブ緑茶ブレンドのノウハウをカリキュラムとしてまとめ、それを確認するためのハーブ緑茶ペアリングモニター講座を実施しようと考え、ターゲットに近い人でお願いできる知人を探して協力してもらいました。

味覚チェックで自分の味覚を把握

まずは講座の初回に「味覚チェックテスト」を実施しました。
低濃度に薄めた、酸味、塩味、甘味の3種類をきちんと認識できるかで、現在の自分の味覚がどういう状況かを把握し、講座を受る前と後で変化があるかをチェックするものです。

講座の初回と最終日に、各個人の味覚を調べる味覚チェックを実施

6種の塩を食べ比べる味覚講座

日常の中で普段何気なく使っている「塩」も、実は多くの種類があります。海塩や岩塩、ミネラル分の違いで、味も香りもさまざま。

そんなお塩を食べ比べることで、「味わう」という意識を磨く講座です。

6種類の塩を食べ比べる味覚講座

テイスティング講座

「味わう」ことへの意識を高めたら、次は日本茶やハーブをソースやスイーツと合わせて相性を見る、テイスティング講座です。

水出しした各7種類の日本茶とハーブ、各6種類のソースとスイーツを順番にペアリングさせながら、その相性がどのように合うのか合わないのかを検証していきます。

日本茶やハーブと、ソース、スイーツのペアリング体験

この講座はあくまでも、自分の中に味わいやペアリングの基準をもつためのものなので、正解はありません。その人の育った環境や食べ慣れたもの、職業などで、味覚が人それぞれ違う=味の感じ方も違うからです。

以前、製茶問屋さんや茶農家さんとハーブ緑茶のブレンド実験を行った時に作成した、『味と香りのジャッジ基準』というオリジナルの教材を使うことで、生徒のみなさんが日本茶やハーブとソースなどの相性を見極めるのにわかりやすいという感想をいただきました。

相性を見るのに不可欠な『味と香りのジャッジ基準』

難易度の高かったハーブ緑茶ペアリング

それぞれの相性がわかったら、自分が作成したペアリング表をもとに、食べ物に合わせたハーブ緑茶をペアリングしていきます。
どんな目的で食べ物に合わせたいかを設定し、ベースの日本茶を決め、そこにハーブを2~3種類ペアリングしていくやり方です。

複雑ながらも、どんな食べ物にどういう風に合わせようか、皆さま悩みながらも真剣に取り組んでくれました。講座内だけでなく、日常の中でも積極的に食事に合わせたハーブ緑茶をブレンドし、驚いたり楽しんだり、人によっては渋い顔をしたり...といった家族方の感想も聞きながら、講座を進めていきました。

テーマとなる食べ物に合わせたハーブ緑茶ブレンド体験

受講者方の感想と今後の方向性

受講者の方からは、以下のような感想をいただきました。

・家でも、食事に合わせてハーブ緑茶をペアリングすることで、家族とのコミュニケーションが深まった。

・時々、ハーブ緑茶を作り忘れた時は、子供に「今日はハーブ緑茶ないの?」とせがまれてしまう。

・ハーブ緑茶ペアリングをすることで、今まで食事をきちんと味わえていなかったことに気が付いた。

・子供の性格や個性によって、どのハーブ緑茶も美味しく飲める子もいれば、決まった味のものしか受け入れない子がいた。

結果的に、日常生活の中で食べ物とハーブ緑茶のペアリングを行うことは、初めての人にとっては難度が(ハードル)高いということ、講座に通うのが大変、通学では高額になる、といった問題が明確になりました。
そこで、まずはベースとなっている日本茶のペアリングからスタートさせることが良いのでは、と考えました。カリキュラムから練り直す中で、他の問題点の解決策として、通学講座からオンデマンド講座の実施へと切り替えることにしました。

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