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今、野草がアツい理由

FBで「野草部」というグループを作ったのは
2014年の4月だった。
なぜ作ったかは、著書「バビルサ哀歌」に書いてあるが
最初は本当に必要で好きな仲間5,6人だった。
しかし、今や470人になった。
この新型コロナ期間にめちゃくちゃ増えた。

なぜ今、野草なのか?
少し考察してみる。



■野草の定義■

ウィキペディアによると・・・


山野草(さんやそう)または山草(さんそう)・野草(やそう)とは、国内外の平地から高山に至る野外に自生する観賞価値のある草本、低木及び小低木の一部を含む幅広い意味を持つ言葉であるが、日本国内における近代的な山野草栽培の歴史は100年程度と浅く明確な定義はなされていない。


定義されてなかった(笑)うちの野草部でいうと、

スーパーの野菜じゃなくて、花屋の花じゃなくて
その辺に勝手に咲いた小さめの植物

これくらいのふわっとした定義でやっている。
部員も様々で、
採り草・・・自ら採取に行くことが喜び
飲み草・・・お茶などにして手軽に楽しむ
食べ草・・・手間をかけて料理やお菓子にして楽しむ
当て草・・・草を加工して美容や治療に用いる
撮り草・・・写真ばっかり撮って全然服用しない
語り草・・・ひたすら草のことを語ってるのが喜び

など、こうでなければならぬというものはなく
皆好き勝手に草を楽しんでいる。

ちなみに部長の私は、全然草に詳しくなく
ひたすら語り草、時々撮り草でしかない。

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■野草から学んだこと■

私はセラピストでもあるので、どうしたら病気になるのか、どうしたらならないのか、なぜ治るのか、なぜ治らないのか、そもそも治るとはどういうことか、治らなければいけないのか・・・などなど悶々とすることが多かった。その視点から野草を見ると、いろんなものが別アングルから眺められるようになった。

食事→食料→経済→政治→世界の構造
薬・ワクチン→薬品→経済→政治→世界の構造
農薬→経済→政治→世界の構造
添加物→経済→政治→世界の構造・・・

見たくなかったものがたくさん現れるようになった。
「この国終わってる・・」とも何度も思った。

そして振り返るといつだって野草部は楽しそうで
朝露きらめくスギナのようにキラキラしていた。
戦後、広島の焼け野原に最初に生えたのはスギナだった。
そんな話に泣けたりした。
自分たちは地球の生命体である。
だから地球で生まれたものを食すことで生体エネルギーを回すことができる。ビバ地球人。そんなことを思い出させてくれた。


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■コロナと野草■

なぜ最近野草部に部員が増えたのか。
まず、この自粛期間に畑に手を出す人がやたら多かった。
道具や苗を求めてホームセンターが「密です密です」なっていた。

「食糧危機が来る」という話がささやかれていたこと。
「生活費節約のため」という人が自給自足にトライし始めたこと。

その流れで「食べられる植物」としての野草が注目されたのではないだろうか。実際、春先にはヨモギのてんぷらのおいしそうな写真がアップされていた。現代の野菜より、よっぽど栄養価の高い野草はたくさんある。
その入り口でうっかり手を出すと、その効能に驚愕してはまっていき
気が付いたら「草変態」と呼ばれていることが多い。

今回のパンデミックで野草部的に盛り上がったのは、
マダガスカル、ヨモギ激推してWHO脱退」事件だ。

コロナが出だしたころ、「マラリアの薬が有効らしいよ」という噂を聞き、野草部では「だったらクソニンジンじゃん!!」とまず湧いた。
クソニンジンとは、ヨモギの一種なのだが、葉っぱが人参に似てることと
匂いがどうにも臭いのでそんな名前をつけられた植物だ。それはもう
ヨモギにも人参にも申し訳ないネーミングである。(野草にはクレイジーな名前が多いのも面白みであるのだが)
マダガスカルではおそらくクソニンジン当たりのヨモギを
加工して、コロナの治療や予防に使ったところ、死者が出なかった!
それをWHOに嬉しそうに話したら「臨床試験なし、科学的な証明なし、利用するべきではない」と再三にわたり諸国に警告したのでブチ切れた。

そして話は終わらなかった。嘘かまことかこんな話も出てきた。


“WHO offered me 20million dollars to put a little toxic in my Covid-19 remedy” – Madagascar President exposes WHO
「その薬に毒混ぜない?そしたら2000万ドルあげるけど?」

WHOってなんなの。
トランプさんはなんでWHOと喧嘩してるの。
日本はなんでWHOに数百億も出してるの。
オリンピックってなんなの。
IOCってなんなの。
SDGsってなんなの。

疑問はひきずりあげた地下茎にように噴出し続ける。
そして調べていくと、フェイクにリアルにフェイクにリアルに
ミントの繁殖力並みにわらわらいろんな情報が湧いてくる。

だからこそ、草なのだ。
頭がパンクしそうになったら草なのだ。
草を感じることは土を感じること。
大地、地球とつながること=グラウンディング。
すべてはこの地球で起こっていること。だけど
「地球の望む姿に変わる大変革ですね♡」とスピ系にキラキラ言われても
それはそれでむかつく。そのとばっちりが知り合いのライブハウスに来てるんだ。もしも人類と地球の望む未来になるための大変革だとしても
その道中にはたくさん人が死ぬ。変革とはそういうものだ。
自殺する飲食店の店主の家族にも言えるのか?キラキラ族よ。


新型コロナ騒動のおかげで、草のポテンシャルに気づいた人は多い。
独りで楽しめるし、土や草の菌に触れられるし、電磁波のデトックスもできるし。草だけではなく、発酵や自然療法に詳しい部員もいっぱいいる。
エビデンスなどない。
エビデンスしか信用しないひとはどうぞ絡まないでいただきたい。
私たちは草が好きで、草の可能性にわくわくしてるだけの
ただのアタオカ集団で結構です。どうぞそっとしておいてくださいw

でも、そんな草仲間になりたい人はいつでも待っています。
こちらまで草草草

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