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大阪のおすすめパンクバンド 7組を紹介!大阪のkilling time クルーが面白い。



こんにちは!HOLIDAY! RECORDS の植野秀章です。
2014年からおすすめの国内インディーズバンドをCD販売、
SNSや各メディア出演で広める活動をしています。
そんな活動の中で出会えたオススメのかっこいいバンドを
noteで不定期で紹介!


今回は大阪のパンクシーンのオススメバンド7組を紹介!
そしてKENKA KICKThe sailingTrash of AcornWHITE SURF! という
4バンドがしているkilling timeというクルーについて書きたいと思います。






まず紹介したいのがこのKENKA KICKというバンドです。
もともとはGREEN SOY BEANSという名前で活動していたのですが
2020年に改名し、初の正式音源となるカセットテープをリリース。

ちなみにこのテープは先にUSカリフォルニア、オレンジカウンティのレーベルSTAY TOUGH RECORDSからリリースされており、後にKENKA KICK自身のレーベルから日本版リリース。
そして、これがめちゃくちゃ良い!

Fruity、初期sucide machinesの血統。
全曲1分尺の早い短いうるさい。それでいてポップなパンク。
ていうか完璧にFruity直系です。笑
そしてFruity直系としては最高峰ではないでしょうか。新たな名バンドの爆誕です。


さて、冒頭に言っていたkilling time について。

killing time というのはこのKENKA KICKに加えてThe sailing
Trash of AcornWHITE SURF! の合計4バンドが名乗っているクルーの名前です。
この4バンドが大阪に新たなパンクシーンを形成し始めています。

しかも、5/12にはKENKA KICKのデビュー作から間髪入れずに
「Fucking Killing Kick To Smokers」という
killing timeクルーを含む関西のバンド10組をフィーチャーしたオムニバス・テープがKENKA KICKのレーベル「KICK FUCK RECORDS 」(すごい名前だ...)と I HATE SMOKE RECORDS の共同でリリースされます!

90年代テイストの強いkilling timeクルーの面々とI HATE SMOKE RECORDSは傍から見ても繋がるべくして繋がったというか、納得の組み合わせです。
東西というのも良いし、きっとこれから相乗効果でさらに盛り上がるのでは無いでしょうか。
KENKA KICKのテープを皮切りに、これから大阪で何かが始まりそうな予感がプンプンします!





ということでここからはkilling time クルーのバンドを紹介していこうと思いますが、次に紹介するべきなのは4人組のパンクバンドThe sailingでしょう!

というのも、 killing time 結成のキッカケは
このThe sailingの主宰するライブイベントに
KENKA KICK(当時はGREEN SOY BEANS)
The sailingTrash of AcornWHITE SURF!の4組が出演して、意気投合したことがキッカケだったみたいなのです。
The sailingのイベントで出会い、その後みんなで同じバイト(弁当の配達だったらしい)したりして仲を深めて、仲の良い友達となり、それがそのままクルーの形になったんだとか。

ちなみに2019年には killing timeクルーでなんと東名阪ツアーも行っています。※写真は現在とは一部メンバーが違うみたいです。

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The sailingのサウンドについて。MVの曲「hopeless idiot」はまるでBad Religionのようなイントロ!
日本語歌詞と英語歌詞の曲どちらもあるのですが、音作りはかなり硬派で
Epitaph Records、Fat Wreck Chords、 Tooth & Nail Records を思わせる90年代直系のサウンドを鳴らしています。





Trash of Acornは大阪の3人組パンクバンドです。
ヴォーカルスタイルに特に顕著なんですが、Operation IvyやRANCID(特に1stアルバム)を思わせるようなイーストベイ・ポップパンク、スカパンクを鳴らしています!

チープでかわいいテイストのジャケット、中学生の心を鷲掴みする下ネタ満載のオフショットのMVなど、このバンドも90年代を強く感じます。
ちなみにTrash of AcornThe sailingはその名もkilling timeというスプリット作品もリリースしています。




2018年頃から活動している大阪のバンド WHITE SURF! です。
他のkilling timeのバンド3組に比べると少し毛色が違う感じ。
しゃがれた声質と哀愁メロディーを持ったエモ、メロディックパンク。

WHITE SURF! は大阪の寝屋川のバンドSHIZUKUとのスプリット作品を関東のレーベルであるRAFT RECORDS 、further platonicsの共同リリースでリリースしたばかり。
全国のemoシーンとの繋がりを強めつつ、大阪に自分たちのemoシーンを形成しつつある。

90年代からの影響が強いという、なんとなくの全体的な統一感はありつつも、4組それぞれにカラーが違うのもkilling time クルーの魅力だと思います。






ここから紹介するのはkilling timeクルーのバンドでは無いのですが、彼らと親交が深く度々共演していて、音楽的にも共通するものがある重要バンドを3組紹介します!


TRASHMINDは大阪のスリーピース・ポップパンクバンドです。

特にインソムニアック〜ニムロッドくらいの時期のGREEN DAYや
MxPxを思わせるような、
パワーコードをシンプルに掻き鳴らす直球のポップパンク。

彼らはGREEN DAYへの愛を公言しており
GREEN DAY 来日のオープニングアクト出演を懇願するツイートが
注目を集めたことも。
でも実力も完全に伴ってるんですよね。
歌の感じ、コード感、音作り、こんなにGREEN DAY突き詰めてるバンドもなかなか居ないし、そして、それだけで終わらない魅力があります。
じゃないとこんなに何度も聴きたくならない!
メンバーのインパクトと愛嬌のあるコミカルなルックスや
コーラスワークも完璧なライブなど、ほんとに良いバンドです!





姫路の四人組パンクバンドLAST YOUTH CASUALLYです。
音楽的にはNOFXやHi-STANDARDを彷彿とさせるスケートの似合う
メロディックパンクでめちゃくちゃかっこいいと思います。
もっと人気出ても良いと思う!

特筆すべきはベーシストのチンまつもと氏の多岐に渡る活動で、
まずはNO CIGAR RECORDSというレーベルを主宰。
そしてWRONG VACATIONという企画を主宰。
この企画とkilling time クルーのイベントのラインアップが、
オムニバステープ、「Fucking Killing Kick To Smokers」 のラインアップに繋がっているのではないでしょうか。
さらにはイラストも描いていて、前述のTRASHMINDのジャケットも
チンまつもと氏が担当しています。

ビデオ、アートワーク、グッズなど全てにおいてパンク、スケートカルチャーの匂いがするところもこのバンドの魅力だと思います。こだわりを感じます。




最後は2003年結成。2015年から現メンバーで活動する大阪の4人組
THE MY BABY IS A HEAD FUCKです。

メンバーはlittleAndy、EASY GRIP、AHでも活躍する実力派のメンバーで構成されていて、
THE MY BABY IS A HEAD FUCKというバンド名はイギリスのバンド The Wildheartsの曲名が由来。
その楽曲もザクザク刻むギター、ヘヴィなリフを織り交ぜたポップパンク版のThe Wildheartsとでも言いたくなるようなサウンドですが、近年はどんどんシンプルになっている印象です。
「ASSHOLE」はTHE MY BABY IS A HEAD FUCK流にALL / DESCENDENTSを調理したようなナンバーで必聴の名曲!




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