見出し画像

【デザイン思考?】昨今、企業で話題の思考法を解説。

 便利な商品で溢れる昨今、いまやユーザーは欲しい商品を自由に選択し購入できる時代となってきています。それは私も含めユーザーにとってはとても嬉しい事ですが、モノを提供する企業側からすると多種多様なユーザーに受け入れてもらえる商品を生み出すのは困難になってきているとも言えます。そん中注目されている「デザイン思考」。度々耳にしますが、イマイチ理解できていません。そこで今回は「デザイン思考」について全く知らなかった私が得た情報をOUTPUTも兼ねてここに掲載します。私と共に「デザイン思考」初心者の方は一緒に思考して頂けると幸いです!


【1. デザイン思考とはなんぞや?】
 
まず、そもそも「デザイン思考」とはなんなのでしょうか? ざっくり調べてみると、

・デザイナー的にビジネスを考え、イノベーションを起こす。

・デザイナー的視点のクリエイティブな思考で問題を解決する。

とのことです。そんなにデザイン視点が万能なのかと思ってしまいますが、要は今までのビジネス視点の論理的な考え方だけの枠組みから外れて、ユーザー視点に立ち、ユーザーのことを企画段階から第一に考えなければ生み出すモノはユーザーの元にまで届きませんよという事みたいです。


【2. デザイン思考が重視する事】
 デザイン思考が重視するのは先ほども述べた通り、ユーザーである人間です。何故ならユーザーがどんな行動を取り、どんな考え方をするのか。そしてどんな感情を取るのかを観察したりすることでユーザーが何を求めているのかを把握することが発想の起点になるからです。直接ユーザーに何が欲しいのか尋ねるという手もありますが案外、当の本人は欲しいものを理解していることは稀で商品を提示されてから購買意欲が湧く事の方が多いのでモノを提供する側がユーザー以上に理解する必要があります。


【3. では実際にどのように考えていくのか?】
 デザイナーの中にはニーズを理解した後で、簡単なスケッチを描いて求められているモノがニーズと合致しているのかを繰り返し検証していく人もいるそうですが、私のようなデザインを学んでいない初心者もデザイン視点で考えられるようになりたいものです。
 ではデザイン思考でどのように考えていけば良いのでしょうか? 調べてみると方法論は幾つか見つかり、差がありました。今回はその中でも私がしっくりきた方法論の一部をご紹介します。

5W1Hを使って考えてみる!

5W1H、Who,Where,When,Why,What,How あの英語の授業で一度は習ったことのあるアレですね。

画像1

考えていく一連の流れを図に示すと上のようになります。
第一段階はペルソナをイメージすることです。

誰が? どこで? いつ? 

 ターゲッティングのことですね。子供なのかお年寄りなのか?どのシーンなのか?昼なのか?夜なのか?を考えるのです。
 いつ?はいるのか?と私は当初思いましたが、結構重要なファクターのようです。例えばガラケーを例に取ると、暗闇でも操作をできるようにボタンが光ましたよね? スマホはいつも光ってますが、時間が変わるだけでも考えられる幅が広がるのです。

 何かユーザーに向けてモノを考えようとした時、ターゲッティングは重要です。なぜなら人間は十人十色。様々な人がいます。その一人一人が満足して貰えるようなモノを生み出すのは不可能です。ならばせめてでも満足して貰えるような人の範囲を定めてあげることで考えの方向性を決めることができるのです。

 冒頭でデザイナーの中にはニーズを理解した後で〜と述べましたが、このニーズを理解できるのなら苦労しないよ!と思いますよね?そうです。ニーズをなかなか理解できないからこそ悪戦苦闘する職場が生まれるのです。

ここでニーズを理解するために重要になってくるのが、

1人の人間の心の動き(インサイト)を観察し、共感する。

 人は欲求のポートフォリオ。欲の塊です。ニーズを考えるのは難しいけれど、1人の人間の欲求なら比較的わかりやすくはありませんか? 注目されたい!評価されたい!自慢したい!などの欲求は誰しも持っていると思います。この欲求にフォーカスして考えてみましょう。

 ちなみにインサイトとは本源的欲求。つまりメンドイ作業はしたくない。とか時間を無駄にするのは嫌だとかの類です。

 例えば、あるペルソナのインサイトにフォーカスしてみると、

自分の気持ちを表現したいという欲求 + 他人の考えている事を知りたいという欲求= Twitter

のようなサービスが生まれたりします。ペルソナの欲求を考え、幾つか組み合わせることで新たな化学反応が起こり、イノベーションを引き起こすようなアイデアが生まれるのです!

 このようにペルソナのインサイトを考え、組み合わせるだけでもアイデアが生まれる可能性はありますが、今理解したいのは第二段階でもあるニーズです。そしてこのニーズは以下のような方程式から導き出すことができるのです!

ペルソナ(Who)のインサイト × シーン(Where,When) = ニーズ(Why)

この方程式を理解するための良い例としてはウォークマンが挙げられます。

画像2

 この例は音楽を楽しみたいというペルソナの欲求と通勤時に仕事場へ移動する電車内(シーン)などの組み合わせをうまく反映した例だと思います。外でも音楽を聴きながら移動できるというイノベーションを生み出したアイデアの完成です!

 これで第二段階までのプロセスまで進むことができましたね!ここまででユーザーのニーズを把握し、ユーザー視点に立ったアイデアを生み出せるようになりました。第三段階からは浮かび上がってきたアイデア達を基にして考えていきます。

 第三段階はバイアスフリーです。考えのパターン化にハマらず過去の経験に捉われないようにして偏見を持たずにアイデア達を組み合わせたり、引いていったりしていきましょう。検証されていない「世の中の当たり前」を疑っていくと新たなアイデアの種が見つかるかもしれません。

 この例としては「瞬足」が挙げられます。あの小学生が運動会で履くと足が速くなるという靴です。靴の裏をみるとなんと左右非対称になっています。これは左回りのトラック競技で転倒することの多い子どもたちを「転ばずに最後まで力いっぱい走らせてあげたい」という思いから得られたアイデアのようです。この常識に縛られない考えこそがバイアスフリーなのです。

 第四段階はHow。どのようしてアイデアを具現化していくかです。これは3Dプリンターでプロトタイプを作成したりして何度も何度も試作を繰り返す必要があるようです。

【4. 最後に】
   
 私としては最初のnote初投稿記事でしたが、「デザイン思考」どうでしたでしょうか? 私も初心者なのでいくつか不備があるかも知れませんが重要なのは、ユーザーの視点に立って人間の心を理解することです。これはモノを提供する仕事だけではなく、普段の生活でも大切なことですね。改めて人間同士の取引には欠かせない点なのでしょう。

 このnoteにはたくさんの専門的な知識で溢れています。これからもユーザーとしてクリエイターとしてnoteを利用しながらnoteの皆さんと学んでいけたらと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?