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36歳芸人のとりとめのない日常9。

こんばんは、「おとな一枚お願いします。」って死語になっちゃうのかしら、トゥインクル・コーポレーション所属の単独屋、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。

14日目。

かつてない程の手首の痛みで目を覚ました2022年11月7日。

私、ウネモトモネは慢性腱鞘炎患者である。(※医療機関からそう認定されている訳ではなく、あくまで自己判断。)

一番始めに腱鞘炎を発症したのは、記憶している限りでは2011年くらい。芸人としてデビューした僕は今と変わらない感じでブログの更新をしていた。何故僕が毎日ブログや日記をつけるようになったかについては僕の中学生時代の初恋が関係しているのだけれど、ここではそれは割愛しよう。

以前のnoteにも載せていた、僕が大学生時代に趣味で書いた小説(って呼べるようなモンじゃないけれど)をブログに投稿した。しかも何故かコピペではなく直打ちで。3記事くらい連投で。で、その翌日に腱鞘炎を発症した。うちの母親が手根管症候群を患っているので、遺伝子的にも手首に難があるのかも知れない。

で、そこから2,3日くらいだったろうか腱鞘炎の痛みに悩まされて。でもその後は治って僕の中の腱鞘炎ちゃんは身を潜めていた。そして彼(あるいは彼女)と再会したのは東京に来てから。コンビニの深夜バイトで手首を酷使していたら、足音も無く突然やって来た。そこからは月1回くらいのペースで腱鞘炎を発症。バイトの同僚の方には急遽シフトを変わってもらってかなり迷惑もかけてしまった。

しかし、コンビニ夜勤を辞めてから腱鞘炎はまた姿を消した。これで完全に根治したと思っていたけれど、また数年前から「大将、やってる?」的な具合にちょいちょい顔を出すようになった。常連さんだ。

とそんな長い付き合いの中でもトップクラスくらいの痛みが手首に走った2022年11月7日の朝。しかもいつもは親指寄りの所が痛むのに今回は小指側の所がズキズキ痛む。握り拳を作ろうとしても力が入らない。

何でだ?何が原因でこうなった?前日に何か手首を酷使するようなことあったか?と前日の行動を脳内再生して思い返してみると、在った。

これだ。前回記事にも掲載したホワイトボードアート。この絵自体にも結構時間と手首は使ったのだけれど、実はこのイラストの前に2回描いて消していたのだ。それなりに酷使してしまっていたんだね、右手首ちゃん。ゴメン。

痛い手首を携えて(ロキソニンテープ二枚貼り&腱鞘炎用サポーター付)バイト出勤。最初は痛みに顔面を歪めていたけれど、動かしていたら徐々に徐々に痛みがマシになっていった。これは回復なのが麻痺なのか。とにかく何やかんや無事にアルバイトも終えて帰宅。

帰宅後、急激かつ強力な眠気に襲われた僕はくまを抱きながら仮眠をとることにした。モフモフに包まれながら眠る最高のひととき。

開演ブザー。臙脂色の客席はふかふかで座り心地が頗る良い。僕はいつも決まって座るお気に入りの席に腰を下ろしてスクリーンにうつる映像を視た。モネ脳座。此処は僕の夢の中だけに存在する映画館。この時上映されたのは『ぼろぼろ歯が抜けて起きる夢』。この映画を僕はもう何回視たことだろう。そしてこの映画を視ていると本当に自分の歯が抜け落ちてしまう幻想に支配されてしまうのだ。歯茎から歯が抜け落ちる感覚、口内に当たる抜け落ちた歯の感触、その全てが、そんなことを経験したことなんて無いのに、ものすごくリアルに体感させられる。そしてその気持ち悪さを足掛かりにして目を覚ますのだ。モネ脳座の支配人が言うことには「歯が抜け落ちる夢は現実世界での別れの暗示」。つい先日に事務所の先輩たちの解散という別れを経験したのに、まだ此処からそんな別れが待っているというのか?

目を覚ました僕はそんなことを考えながら、動画編集作業にとりかかった。その頃には完全に右手首の腱鞘炎は消え去っていた。

編集した動画をYouTubeにアップロードしている間に、僕は近所のドラッグストアにマスクを買いに行った。ついでにロキソニンテープも買った。帰宅して諸々の軽作業をこなす。ドラマエルピス-希望、あるいは災い-をリアタイ視聴。が、途中でアチャが帰って来たので離脱。(※がっつりしっかり録画はしている。) 編集したYouTube動画を押し売りの様に視せる。ちゃんと笑ってくれたのでホッとする。そしてその勢いのままに晩酌タイム突入。更に気持ち良くなった勢いのままにnote更新。

そんな2022年11月7日の36歳芸人のとりとめのない日常でした。