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生活費0で海外に滞在できるワークアウェイとは!?#3〜ノルウェー編〜

Hei🇳🇴(実はノルウェー語だけHejじゃないんです!)

今回は2023年8月16日から9月1日までお世話になった、2つ目のワークアウェイ先での体験について書いて行きます。
私が滞在したのはNoreというノルウェー人でもどこ?ってなるくらいの田舎です。
オスロからは最初バスまたは列車でコングスベルという街へ行き、そこから更にバスで滞在先の最寄りのバス停であるNorefjordというバス停まで向かいます。
オスロ→コングスベル、コングスベル→Norefjordはそれぞれ1時間半くらいです。

バスの乗り換え時間が1時間半程あったので
コングスベルも少しぶらぶらしました。

Norefjordに到着するとオーナーのSさんが車で向かいに来て下さり、そのまま地元の食料品店で買い物をしました。

滞在先に到着すると早速鹿を発見🦌
かなり自然豊かな場所でした。

滞在先は木造の古い家でしたが地震が少ないノルウェーだからこそ、そのような家に住み続けることが可能なんだろうなと思いました。

レトロな雰囲気の可愛いお家🏠
Sさんの幼少期の写真も飾ってありました
とても綺麗で気に入っていた部屋の壁の絵

到着時にはドイツ人の大学生Pがいました。
Pは2021年にワークアウェイアーとして滞在し、その後たまにSさんの元を訪れているそうです。
欧米では高校卒業してから大学に入学するまで数年間旅やボランティア活動などをして自由に過ごす「ギャップイヤー」を設けることが一般的であり、Pはギャップイヤー中にワークアウェイを色々な場所で行ったとのことです。
Pは私が到着して数日後に別の場所に移動するとのことなので、お別れ前には2人で近くをいろいろ散策しました。

家の近くの湖
鏡みたいに透き通って綺麗でした。
ノア•スターヴ教会
出発の日
Pは192cmでとても高身長でした

Pが去ってから本格的にお手伝いが始まりました。
お手伝いは月〜金曜日の9時から14時までで、雑草抜きや農作業などのお手伝いをしました。
1回目の滞在先よりは少しハードでしたが、ワークアウェイ2回目ということもあってそこまで苦戦することはありませんでした。
高度の高いところであり8月でも10〜15度程と涼しかったですが、しっかりと日焼けはしました。
北欧といえども夏の日焼け対策は必須です☀️

不便さを楽しむ

実は今回の滞在先は月70GBまでのネット制限がありました。
おまけにかなり坂が険しく近くのスーパーや街までもキロ単位の移動になるため、デンマークにいた時のように自転車で自由に散策できない状況です。
ネットを使用せずにいかに時間を充実させられるかが今回の滞在時の1番の課題でしたが、普段あまりしない様なことをたくさん出来たので今となっては凄く良い時間だったなとおもいます。

どハマりしたパズル🧩
夢中になると気づけば何時間もやっていました。
ノルウェーワッフル🧇
Bollerというノルウェー伝統のお菓子。
ネット制限があるからこそお菓子作りなどを楽しみました。
ボートで近くの湖を探索🚣
空の色が反射して凄く綺麗でした

自給自足生活

今回の滞在先は半自給自足のような生活でした。
Sさんはもともと教師をしていたものの、時間に縛られない自由な生活をしたいとい思いから数年前に退職し、今は先代から引き継いでいる森林で収入を得ながら、趣味の農業をしてのんびりと暮らしているとのことです。
Sさんが育てている食材はよく食事でも振る舞われていたので、半自給自足のような生活でした。

日本ではあまり見かけない皮の赤いじゃがいも。
晩御飯用に毎日じゃがいもを収穫していました。
こちらのりんごもSさんが育てているものです。
Sさんの畑からとれたじゃがいもとにんじんと、
Sさんが釣った魚で作ったフィッシュケーキ

ノルウェーの若者文化

Sさんには10代の娘が2人いました。
私は元々SKAMというノルウェーの若者事情を描いたドラマの大ファンなので、ノルウェーの若者と交流できるのも今回の場所に滞在した決め手の1つでした。
一緒にオスロに遊びに行ったり、恋バナをしたり、日本のメイク方法をレクチャーしたりなど、まるでノルウェーに妹が出来たような気持ちで凄く嬉しかったです。

HとオスロのFuglenにて☕️
オスロにあるHおすすめのレストラン
中はサーカスみたいな雰囲気で
北欧にいくつか店舗があります🎪

ノルウェーには高校卒業前の約1ヶ月間は、とにかく毎日はっちゃける「ルス」という期間があります。
ルスの期間は4月半ば頃から憲法記念日の5月17日までで、みんなルスの為に用意した繋ぎを来て毎日とにかく大騒ぎします。
ルスの際には友達同士でグループを作るのですが、大規模なグループの場合は大きなバスを借りて毎日バスの中でパーティーをします🥳
※バスは数千万円ほどかかるとのこと。ノルウェーの高校生リッチすぎます。

私はSKAMの大ファンでルスにはとても興味があったのですが、そのことを話したら何と数ヶ月前にルスを終えたばかりのHのルスの繋ぎを着させてくれることに😭
お金じゃ買えない貴重な経験ができるのも、ワークアウェイならではだと思います🙏

ノルウェーの高校生になりきる25歳笑
ルスの衣装のカタログ

週末の楽しみ

週末には車でお出かけに連れて行って下さいました。
10km程離れた小さな街Rødbergや、その近くにある動物園のような場所等に行きました。
平日は家で過ごすことが多かったのでお出かけは毎週の楽しみでした。

ノルウェー王室の別荘があるUvdalという場所。
高度が高過ぎて雲の中に突入してました☁️
北欧発祥のヨーロッパオオヤマネコ
Rødbergのカフェ。
チェーンじゃない地元のカフェって良いですよね☕️

いざお別れ

そんなこんなであっという間に時間は過ぎ、Sさんの元を出発する日が来ました。
最終日は買ったら高いからと、Sさんの手作りパンのサンドイッチを持たせてくれました。
家族の一員のように接してくれ、貴重な経験をたくさんさせてくれたSさん家族には本当に感謝しかないです🙏

また、私が去る数週間後には、Hは1年の徴兵に行くとのことでした。
実はノルウェーでは男女ともに徴兵制があり、徴兵中は男女混合部屋で過ごすとのことです😲
実はノルウェーに限らず、北欧3カ国では男女平等の観点から女性も徴兵の対象になっています。
※デンマークは2024年3月に、女性も徴兵制の対象になると発表しました。スウェーデン、ノルウェーに続き3カ国目です。

Sさんから貰ったサンドイッチを頬張りながら
次の目的地に向かう🚃
Sさんの元を離れた後はベルゲンとオスロを観光したのですが、何とオスロでSKAMの俳優に遭遇!!
人生でTOP3に入るくらい感動した瞬間です😭

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