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【今日のニュース 10/6】洪水で国土の3分の1浸水パキスタン 炭素排出国に気候変動の責任を主張


パキスタンは6月中旬から大規模な洪水に見舞われた。これにより、国土の3分の1が浸水し、3300万人が失い、耕作地の17%が被害を受けた。同国プット外相は被害総額を1.4兆円と推計している。

パキスタンの多くの地域で雨期の平均に比べて700%以上の降雨量を記録した。この雨量の増加は、人間の活動による気候変動の結果と専門家の間で意見が一致している。

人間の活動によるものとすると、国の炭素排出量に応じた責任が生じるという考え方ができる。パキスタンは炭素排出量ツートップの米中を始めとして「補償」という形で炭素排出量の多い国に復興の資金提供をするように主張している。

ここで、気候変動の影響を受けやすい国と受けにくい先進国の間で生じる経済格差が問題となるが、この格差を是正する経済システムを形成するのは一筋縄ではいかないだろう。

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