22.八つのほこり #ほしい

前回からの続き
→八つのほこり #をしい
https://note.com/hokorimamire/n/n4cb234edb040?creator_urlname=hokorimamire

始めに

「悪い心遣い」は天理教では「八つのほこり」と言い、八種類の心遣いがあります。

浪華分教会から発行されている、
「基本教理を身につけよう」著:上田嘉太郎
では、大変分かりやすく「八つのほこり」について
解説されています。

しかし、分教会が発行している非売品のため、読まれたことのない方も多いと思いますので、
この本を参考に、「ほこり」について一つずつ解説させていただきます。

本日は「ほしい」のほこりです。


ほしい

ほしい
ほしいとは、心も尽くさず、身も働かずして金銭を欲しがり、分を忘れて良きものを着たがり、良きものを食べたがり、また、何によらず、あるが上にも欲しがる心はほこり。何事もたんのうの心を治るのが肝心であります。


心も尽くさず、身も働かずして金銭を欲しがり


これは誰もが使いやすい心遣いです。
自分が働いただけの収入を得たい思うのは正当ですが、できることなら働いた以上に貰いたいと思いがちです。
あるいは、楽をして人一倍得をしたいと思うこと。
何もせず髪の毛が生えてこないか願うこと。
それはほしいのほこりです。


分を忘れて良きものを着たがり、食べたがり


自分の甲斐性(徳分)をわきまえずに、良いものを着たい、ご馳走を食べたいと思うことです。

普通の主婦が、サラ金に手を出して行き詰まるという話を時折耳にします。ブランド物が欲しい、そのお金が手元に無いから借りる。
男の場合はギャンブルや車が絡む等、
いずれも見栄っ張りで金銭に関してルーズだという共通点があるように思います。

「分を忘れて」とありますが、これはお金の有る無しではなく、あくまで「徳分を忘れて」ということだと思うのです。

ですから、お金があれば贅沢していい、ということではありません。

よく大勢で食事をする時、例えばグループで旅行に行った時などに、食事の不満を言う人がいます。

「こんなもの食えるか」
「不味い」
「冷たい」
「頭皮に悪い」

そういう人を見ると何だか情けない、嫌な気分になります。
自分がどんなに裕福であっても、粗末な食事にも感謝して食べられる人が、本当に徳分のある人ではないでしょうか。

無いから我慢するというのではなく、有っても慎むという気持ちが大切だと思います。


何によらず、あるが上にも欲しがる心はほこり


これも、現代のように物に恵まれた豊かな時代にあっては、よくあることです。

新しい物が出た、便利な物が出たとなると、まだ使える物であっても捨ててしまう。
使い捨てどころか、使える物も捨てて顧みない風潮のツケは、環境問題という形で突きつけられています。

すべてにわたって徹底的に慎む、全く買わないとなると、これまた窮屈になってしまいます。

しかしそんな時の考え方として、
10のものが欲しいと思う時に、全てを諦めることは立派であっても、中々出来る事ではありません。
そんな時は、8つか7つぐらいで止めて慎む。
残りの2つ3つは慎ましてもらう、という気持ちが大切だと思います。


何事もたんのうの心を治るのが肝心であります


たんのうとは、満足したという心の状態です。

たんのうは、苦しい境遇や悲しい出来事の際によく使われる語であるだけに、我慢や辛抱と混同されやすいのですが、その受け止め方は全く反対の意味と言っていいでしょう。

困難な状況でたんのうすることは、これで結構、有難いと前向きに受け止め、心を励まして踏ん張ることです。
また、そこに運命の切り換わる道が開けてきます。

従って、たんのうは、諦めの心情でもありません。無い状況、無い状態を無気力に受容することではありません。

「たんのうは前生いんねんのさんげ」

という言葉に窺えるように、成ってきた事柄を成るべくして成ったものと受け止め、その原因となる心遣いを思案し、悪い運命が切り換わるよう、理づくり、努力することを決意することです。

ほしいのほこりに即して言えば、金銭や物が十分にないことを不満に思うのではなく、それが現在の自分に相応しい与えと納得して受け止めるということです。

また、人に「ああして欲しい、こうして欲しい」と求める心遣いも、ほしいのほこりの内でしょう。


まとめ


金品が無いことや、意に沿わない人に対して不満を抱いたり、人のせいにしたりするのではなく、
そのように成ってきた理由を思案し、
自らの心と行動によって必要な物が頂けるよう、
また人間関係が改善されるように努めることが肝心です。



おまけタイム


どーも!世の中の幸せなカップルは全員…


ちゃんと上手いことやって結婚しろ!
と既婚者の余裕から思う男
ほこりまみれの信仰者こーせーです!

本日は僕が実践している、超簡単、集中力を持続させる効率の良い作業方法をお教えします。


長文を書かなくてはいけない時
長時間のデスクワーク時
受験勉強を頑張る時 等

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やることは簡単、スマホのタイマーを30分にセットしスヌーズ繰り返しアラームを鳴らすことです。

そして、30 分のアラームが鳴る度に、その30 分間で何をしたかを確認します。

作業の進み具合だけでなく、トイレの回数や、漫画を読んだりしてリフレッシュした時間等、作業以外に使った時間を確認します。

そうすることで、自分の時間の使い方をその都度確認でき、更に30 分1セットにすることで、気分をリフレッシュ出来ます。

是非皆さん試してみて下さい。

僕も本日お風呂に入っている時に、
この集中力持続方法を思い付き、
理論的にはいけると思ったので、
明日から試したいと思います。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!


ほな!



参考図書

基本教理を身につけよう
著:上田嘉太郎
発行所:天理教浪華分教会









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