限界OLクソ短歌（2023/09）

右頬を殴ってみたら左頬差し出されたからありがたく蹴る

自称六十八点の人生をわたしがこれから百点にする

柿ピーの柿のほうだけかき集め辛党のきみにあげる　愛だよ

たまねぎを上司に見立てて刻む　クソ　涙は硫化アリルのせいだし

下の名ではじめて呼ばれたそれだけで踊り狂って募金とかしちゃう

お客様　どうかお口の利き方と夜道と背後にご注意ください

媚びを売る女　媚びを買ってることに気づかぬ哀れでまぬけな男

帰りたい帰りたいって泣きながらふとんの中から出られずにいる

二時間も社長がわめきちらしてる　相当暇そう！　仕事ないのかも😅

なんとでも言えばいいけどとりあえず誰かわたしを好きだと言って

夏だった　浴衣も花火もお祭りも海もひまわりも火葬の煙も

ただ朝を待つだけの夜にコンビニで買ったアイスで乾杯をする

スイカバー片手にあてもなく歩く　朝だ　わたしの夏のすべてだ