見出し画像

毎日片手片足女子、ときどき占い師。

2011年5月のある日。不意の病気で、身体の右半分が麻痺し動かなくなりました。重度の麻痺で右手は使えません。右足は杖か車いすで歩きます。右手にも右足にも装具(ギプスのようなもの)を着けて生活しています。

簡単に言うと、右半身不随。

病気から半年後、障害者手帳を取得。重度身体障害者になりました。
38歳の時でした。

「右半身不随」ってすっげー重い障害で寝たきり?みたいなイメージですが、わたしは元気です。おかげさまで普通に働き、普通に社会にコミットしています。
障害を持った今、生活は不自由ですが、「生きる」ことには希望が溢れています。

実は、わたしの病気は「脳出血」。脳出血を含む「脳卒中」「脳血管障害」は、日本人の死因の第4位になるような、致死性の高い病気です。

身体は不自由になりましたが、わたしは「ほんと、あのとき死ななくてよかった!!」。
しみじみ、そう思います。

生きて、明日があること・未来があること、は、本当に何よりの希望。

一人の人間として、この世で「いま」を生きる嬉しさに比べたら、障害があることなんて別にどうだっていい!と思います。

わたしが障害を持って今年で10年になりました。

急に持たされたモノは結構重くて大変だったけど、この10年なんとかやってこれたから、まあ実はたいしたことじゃなかったかも。

障害を持ってしばらくはリハビリの日々でしたが、働かなければカネがない!ということで就職活動。そのころ障害者の雇用率問題が大きくクローズアップされるようになり、雇い入れてくれる会社が増えおかげさまで働くことが出来るようになりました。一人暮らししながら働いて、働きながら資格の勉強をし、障害を持つ前に通っていた学校にも復帰して卒業し、国家資格を取得。しばらくして国家資格は2つになり今はそれで仕事ができるようになりました。麻痺の身体のせいもあって顎を手術することにもなりましたが、麻痺で全身麻酔してする手術は先生方も珍しい例として論文に残してくださるという有難いことになりました。そんな中ミラクルで結婚もしました。
いま、障害がある人間として、新しいサービスやプロダクトの開発モデルをさせて頂いたりしています。

障害を忘れるほど面白くて楽しい日々

そんな日々は障害を忘れるほど面白くて楽しい日々です。
この身体はネタすぎ。ほんとうに生きててよかった。
この身体だから楽しいんだよ。
そんな10年目。

10年前では想像つかなかった「いま」。
タッチポイントに来るまで前進のクロールしかできなかったけれど、障害を持つ前の自分を、いま振り返ることがやっと出来るようになりました。

「私は結局何がしたかったんだっけ?」

服や靴など、障害を持つ前の身体で身に着けていたものはもう使えなくなっているのもあって、その時代の自分の「持ち物」ってあんまり残してないんだけど、ファイルなんかを見てみると資格証ばっかり出てきてビックリ。
ヘルパー2級・アロマテラピー・オーラソーマ・色彩検定・ホテル技能検定・サービス接遇検定…当時の自分のブレブレぶりが伺えます。
きっと自分に自信なかったんだなあ。

その中でひとつ、プロになれるまで熱中して勉強したコースの修了証がありました。

画像1

やりたかったのは「西洋占星術」だった。

西洋の占星術(羅:astrologia、星々の研究)は、天体は一定の影響を地上にもたらすというマクロコスモスとミクロコスモスの照応という考えに基づいており[1]、一般的に、占う対象に影響を及ぼすとされる諸天体が、出生時などの年月日と時刻にどの位置にあるかをホロスコープに描き出し、それを解釈する形で占う。

出典:「西洋占星術」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E5%8D%A0%E6%98%9F%E8%A1%93
ホロスコープ(英語: horoscope)とは占星術における各個人を占うための天体の配置図。惑星、黄道十二宮、十二室、角度の4つの要素で構成される。一般的に占いの対象者の産まれた時の天体の配置を書き、占う。

出典:「ホロスコープ」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%97

上記のように、西洋占星術という占術はつまり対象者のホロスコープ作成とリーディングが主なのです。もちろん、対象者が2人以上いたら相性も視ることができます。事件や事故、社会現象もホロスコープからひも解くことができます。

「心理を学びたい」からホロスコープへ

ホロスコープを勉強していたのは2009年。ひとの心理を学びたかったわたしは、その数年前からカウンセリングを勉強していました。
ひとの人生は不可解で、「なぜそうなっちゃうの?」「なんでそっちを選ぶの?」って、傍から見ていて不思議に思うことがありますよね。でも、カウンセリングでは、その答えを見出すことに時間が掛かるのです。なぜなら、その答えは本人の中にあって、そこに気づけるか・表出できるか否かは本人の準備性の問題だからです。
当時熱中して勉強していたホロスコープは、その「なんで?」「どうして?」の答えが見いだせる一つのツールでした。
歴史的な事項や歴史に出てくる人物の波乱万丈の生涯、意外なカップルの結婚離婚なども、実践で実占できることは非常に興味深いです。

画像2


ホロスコープのイメージ。この円の中にさらに個人の様々な天体配置が描かれることで、それを読み取っていきます。

失われた10年

さて、脳出血を起こしたわたしのアタマの中は、一時期いろんなものが「飛んで」しまいました。最初のころは言葉も出なくなり(失語症です)、記憶や知識もどこかに置き去りになってしまいました。
それをひとつひとつ拾い集めた10年。
言葉と語彙はほぼ戻ってきて今は問題がなくなっています。

今も自分で気になることや人はたいていホロスコープ出して見ているので(ホロスコープはソフトで出します。習慣化している)基本は保たれていて、リーディング(ホロスコープを読み取る力)は、意外と力も落ちていなかった。

当時プロにならなかったのは結局自分に自信がなかったから。

占いは「占い」とはいえ相手に与える影響が大きいので、そこで自分が伝える側であることに自信がなかった。

失われた10年でしたが、その間に、産業カウンセラー・国家資格キャリアコンサルタントの資格も取ったし、社会福祉士として相談援助の経験もできた。病気を経て得たもの、障害者の視点でこそ見えるものが増えたのも大きい。

今このタイミングなら、プロとしてホロスコープを読み、いらっしゃるお客様の問題解決もできる、カウンセリングができると思いました。

画像4

ホロスコープはその方が産まれた時に持たされた様々な「力」表現するものです。そのチャートを持つ方がそのチャート通りに素直に、自身が持つ「力」を発揮できれば、この世で生きることも楽しくなる。自分と向き合いながら、前向きに生きていくことができる。

西洋占星術、つまりホロスコープは「占い」です。でも、そのチャートを持つ「ひと」、つまりお客様がそれを目の前にし、意識し、理解して生きていくことで、宿る力は格段に変わります。

ホロスコープリーディングで自分の持つパワーに気づき、カウンセリングで未来を拓く。

この世で「生きる」ことの楽しさを、もっと存分に味わってみませんか。
ご自身の持つ力を知り、新たな自分と未来を見つけてみませんか。

画像5

タロットカードも使いながら、ホロスコープリーディングを行っています。30分3,300円
学生割引・障害者割引あります。

ご依頼はこちらからお願いします。https://peraichi.com/landing_pages/view/nahohiro


たくさんの方にお会いできるのを楽しみにしております。

お待ちしています。

画像3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?