ウクライナ平和の鐘 009 慈悲の心で
https://www.youtube.com/watch?v=fwZhljbjUSg
■2022(令和4)年3月22日 009 慈悲の心で
(動画の3:20~5:01)
本日の「平和の鐘 鳴鐘の輪」。人の苦しみを拭い去り平安であれと願う、慈悲の心。それは仏様の心であり、仏道修行者の心であり、ウクライナに向けて世界中の人々が願う心です。
合掌
仏様は、人間を含むあらゆる生命に対して、慈悲の心をお持ちです。そして、大乗仏教の修行者である菩薩もまた、慈悲の修行をすべきとされています。
慈悲という言葉は、ふたつの漢字でできています。
慈悲の「悲」は悲しむこと。人々が苦しんでいる様を見て「ああ、なんとか苦しみを取り除いてやりたい」と願う気持ちです。
慈悲の「慈」は慈しむこと。誰かが笑って、喜んで、安らかでいる姿を見たら「ああ、よかったね、是非これからもそのような気持ちでいてね」と相手の幸せを願う気持ちです。
つまり慈悲というのは、相手の苦しみを取り除いて安らかに生きられるように願うことなのです。
今ウクライナでは、大勢の人々が苦しんでいます。そして世界の人々は、その苦しみをなんとか取り除きたい、安らかに平和に生きられるようになるといいのに、と願っています。
今、世界は慈悲の心でウクライナを見つめ、行動しています。この慈悲の心こそ、ウクライナの苦しみを取り除いて戦争を終わらせ、再び平和な世界へ戻るための最も基本的な、私たちの心の構えなのです。
再拝
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