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医学のたまご 海堂尊

表紙の絵が可愛い!
そして
中学生の僕が大学の医学部で研究するという設定に興味をそそられ「医学のたまご」を買いました。


この本は、社会人一年目だったり、これから頑張ろうとする人が読むとさらに読後の印象が強く残る本だと思います。


今日はそんな「医学のたまご」をご紹介します。

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『医学のたまご』
発行所 角川文庫
令和2年4月25日 初版発行
著者:海堂尊
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あらすじ

ひょんなことがきっかけで大学の医学部研究室に通うことになったぼく。
ぼくは頭も良くないし、頭の回転が速いだとか、他の人より長けている能力があるわけではない。
ちょっとだけズルをして潜在能力試験で全国1位になったことが理由で大学にスカウトされたのだ。
「きみは優秀だ!こんなところよりもふさわしい場所がある」
そんな教授の言葉で、すっかり気分は昇天し、大学の医学部研究室の扉を開けたのだった。

「初めての場所でまず探すべきは、身を隠す場所だ」
「ムダにはムダの意味がある」

ゲーム理論学者であるぼくのお父さんの言葉を時々思い出しながら、教授や先輩に教えてもらったことをメモしていく。
課題も盛りだくさんである。
再来週までに参考書を10冊読んでくること、英語の論文を全文暗記してくること、、、etc
そりゃないぜ!
目まぐるしく過ぎる日々が続いた。

いつの間にかぼくのメモはその日の出来事を連ねた日記のようになっていった。


そんなある日、事件は起こったー。

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【感想】

アメリカ人のようなノリで、ジョークを交えながら話す様子だったり、物語が想像していなかった方向へ向かったりと、他とはちょっと違う斬新な本でした。
主人公のぼくは、自分の実力と求められるレベルがかけ離れているけれど、知らない用語が出てきても、今までの経験から目星をつけて予測したり、友人に協力してもらったり、時にハッタリをかけたりして、なんとかそれらしく過ごしていきます。
初めての経験でも、ただ分かりません知りませんじゃなく、ある程度知らないことも知ったかして、あとでこっそり調べる要領も必要だと思っています。
この本を読んでいくと、たとえ実力不足でも、
要領良く動くためにどうしたら良いか考えられる視点を与えてくれる気がします。




なんだかまとまりのない文章になってしまいました。。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。