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しゃりだけ(きよさとちょううちゅうてんぼうだいから)
油絵F4号 縦334×横243 2017制作
(絵は一部です)



清里町には総合ガイドマップが配付されています。
きよさと観光協会が作成した「走るまち・歩くまち、グリーンツーリズム清里マップ」です。

このマップは町の市街地と郊外を簡潔に一覧でわかるようにしています。
このマップにもお世話になりました。
訪れる前に清里町役場に連絡して「斜里岳のビューポイント」について問い合わせをしました。そうすると、マップに数か所のポイントを付けて送ってくれました。

晴れた暖かい日には、自転車で「斜里岳ロードレース(ハーフマラソン)コース」を走ると快適な時間となるでしょう。

斜里岳は町のどこに居ても見えますが、見飽きない山で近くに行くと別な姿を現します。

これが中々よくできた地図で、初めて訪れた人にも分かりやすくできています。田舎道ですからカーナビは画面に一本の線がでるくらいなので検討も付かないのです。
広域・街中・郊外が一枚裏表に表現されています。

清里町市街地から南方向へ約6km進んだところに町営牧場があります。
周辺はのどかな平野部ですがその一角に宇宙展望台があります。
展望台に上がると、斜里岳から知床連山までを一望することができる360度の大パノラマです。
眼下に広がる耕地防風林や色とりどりの田畑が織りなす田園風景は、農林水産省の「美しい日本のむら景観百選」にも選ばれた町であることに納得です。

清里町の旅 (斜里岳)

昭和18年に斜里町と小清水町から分村して上斜里村となり、昭和30年清里と改称し町となりました。清らかな里という意味と、母村への敬意をこめて小清水・斜里から一文字ずつもらったものです。
知床半島のつけ根に位置し、斜里川・ウエンベツ川沿いの肥沃な平坦地が大部分で基幹産業は農業、ビート・ジャガイモなど畑作が作付面積の90%を占めています。EUを凌駕するわが国有数の大規模畑作農業地帯。

神の子池

日本百名山の一つ「斜里岳」や「神の子池」、神秘の湖「裏摩周湖」、「さくらの滝」などの大自然に囲まれ、環境に配慮した町づくりを行っています。
これらの景観は、平成3年度に農林水産省が実施した全国農村景観百選(特選20選)に選ばれています。


道の駅パスパスランドさっつる

町の西側は小清水町と接し、JR釧網線が町中を縦断しています。
斜里町のしれとこ斜里駅を南下し、清里町駅・札弦駅(さっつる)・緑駅と3駅あります。
更に、鉄路に並行して道道1115号が通っており、道の駅パスパスランドさっつるはJR札弦駅と同じエリアになります。

この札弦のエリアに蝦夷の時代にアイヌの人たちが住んでいました。
松前藩の場所請負制度の虐待に遭い、札弦チャシ跡を残すのみとなりました。
明治30年、岩手県人の塚本という人が現在の小清水町の野川駅逓所を辞めて札弦に入植します。これが清里における和人移住の始まりでした。
明治41年、現在の清里市街地に鈴木農場ができて、翌年に野川~上斜里に道路が開通し集団移住が相次ぎました。
大正13年ころから、乳牛の飼育頭数も増え、昭和9年斜里営林署を設置し森林鉄道を敷設、林業が盛んになります。
軌道は戦後撤去され勢いは失いましたが、森林面積は町の76%を占めています。

裏摩周湖

清里町は、
平成14年度に北海道主催の北のまちづくり賞で知事賞、
平成15年度には全国花のまちづくり大賞(農林水産大臣賞)、
平成18年度に過疎地域自立優良事例表彰で総務大臣賞、
平成19年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰に輝くなど、大自然をバックグランドとした地域づくりが全町民参加で展開されています。





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