![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97978719/rectangle_large_type_2_06bb6a07f9885b64cd81e20784394b73.jpeg?width=800)
小鹿(厚岸町の国泰寺)
こじか(あっけしちょうのこくたいじ)
油絵 F10号 ベニヤ 横530×縦455 2017制作
(絵は一部です)
![](https://assets.st-note.com/img/1685141157270-ZKaEDuuFa2.jpg?width=800)
釧路から東に国道44号線を40分ほど走ると厚岸町に到着します。
道の駅厚岸グルメパークで車を止めると、厚岸湾が見えます。
国道を更に走ると根室まで1時間ほどですが、ここは一息入れて回り道をして行きたいものです。
湾には赤い橋があり、この橋を渡ると浜中町に抜ける道は素晴らしい景色が待っているのです。
蝦夷三官寺の一つ国泰寺はこの橋を渡り、直進すると右手にあります。
この絵はこの寺を訪れたときのものです。
蝦夷(北海道)は徳川家康以来松前藩の独占市場でした。それが崩れたのは11代将軍徳川家斉の時代からで、厚岸町のバラサン岬にある国泰寺の門扉に葵の紋が彫り込まれています。松平定信が主導した寛政の時代、多くの役人や商人が押しかけました。高田屋嘉兵衛も立ち寄ったお寺です。
お寺を出ると小鹿がこちらを見ていました。動かないので造られた鹿かと思い睨めっこになりました。そうしてしばらくすると首が動き茂みに消えていきました。雨後には岬から鹿がよく下りてくるといいます。徳川家斉の守り神でもあったのでしょう。
ここには郷土資料館もあり、北方領土問題はここまで来なければならないようです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?