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水彩画 2024年1月制作

<上士別 大和>

晴れた日の大和の雪景色は美しい。
青空と雲、雪道と影、一面が白とブルーの世界。

穏やかな景色を眺めながらも、近くに住む古老の話を思い出す。

「昔は出掛ける時も歩くしかないし、道もこんなに立派じゃなかった。
冬に出掛けた帰りには、道とも言えない雪道に残っている自分の足跡を頼りに帰るのさ。
でも吹雪の時は足跡も掻き消されて周りが真っ白になり、方向が分からなくなる。帰れなくなって行き倒れたり凍死する人も多かったんだ」

 先人達の過酷な自然との闘いを経て、今の生活が有るのだと改めて感じる。

さくら

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