水野美紀さんの著書『余力ゼロで生きてます。』が面白くて何度も何度も読んでいる。
Kindle版、安いよ〜おすすめ。1000円以下だよ。
内容紹介
ドラマの怪演で大注目の女優・水野美紀が、出産前後で激変した生活を赤裸々に語る育児エッセイ。芸能人によくありがちなセレブ感皆無! あの林修先生も、奥様に「これを読んで育児の苦労を知ってほしい!」と言われた、共感必至の一冊。
内容(「BOOK」データベースより)
43歳での出産と育児を赤裸々に描く、爆笑&ちょっと感動のエッセイ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
水野美紀
1974年三重県生まれ。女優。作家・演出家。87年、芸能界デビュー。2017年第一子を出産。女優業に加え、自身の主宰する演劇ユニット「プロペラ犬」では脚本・演出を担当。独自の観察眼とアンテナを活かし、エッセイなどの執筆も精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ちなみにわたし的に水野美紀さんと言えば、踊る大捜査線が真っ先に浮かびます。雪乃さん。
あと、この本の挿絵も描いていらっしゃるのが旦那さま・唐橋充さんです!
特撮ヒーロー好きのわたし的に唐橋さんは、仮面ライダー555の海堂さん(ひどいヤツだったよ…笑)、そしてわたし史上最愛最高の作品、侍戦隊シンケンジャーの腑破十臓を演じた方です。(シンケンジャーは時代劇としても最高傑作なのでぜひ観ていただきたく)
時が流れ、こんな形でこのご夫婦の日常を読ませていただけるとは。人生何が起こるかわからないなぁって改めて思います。
というわけで、Kindle版をiPadで読みました。
自粛生活の影響で少し先の未来にちょっとしたベビーラッシュも来る、と私はわりと本気で思っていて。
それどころじゃない、経済的にも状況的にも安心して産めない、という可能性も高いけど。
でも、もしかすると今、この国の(ていうか世界中の)いちばん大きな希望の光になるのって新しく産まれてくる子どもたちじゃないのかなあって。ものすごい無責任で漠然とした考えかもしれないけど。思うんだよ。ほんとに。守るべき存在は、人を強くすると思ってます。
産んだことないからそんなこと言えるんだ、って言われちゃうかもしれない。
もちろんそれは否定しないし、正解だとも思わない。
でもだからこそ、この本!なのかも!
この本、子育ての美しい話ばかりじゃないのがすごく良いのです。
本書に散りばめられた名言を少しだけ抜粋。
『その愛は、ウンコ漏らしたら終わる愛だろ?』
『歯に海苔ついてても愛してる』
『結婚イコール「幸せになる」というなら、結婚前は幸せじゃないということになる』
『結婚はゴールなどではなくて、コミュニケーションの新たなスキルが求められる新天地への第一歩だ』
あれ、この抜粋で良さが伝わりますかね?笑(特に1個目)
でも確かに漏らしたくらいで終わるような愛なら命かけて産めないよね、と思う。
いろいろと幻想なんてきれいさっぱり崩れ去る話が満載です。
結婚、出産、家族に対する憧れなどというキャンディコーティングは打ち砕いてくれます。
結婚生活も子育ても映画やドラマみたいなことばかりじゃないのだろう。
わかってるようでわかってない部分を愛いっぱいに面白く書いてくれてる。
近くママになるかたは、これから何があってもこれを読んでおけばおそらく動じない(かもしれない)。
ふだん、子育てに関する本なんて読もうと思ったことさえなかった。
だって毎日毎日毎日毎日スポーツのことばっかりだったから笑!
けど今こうしてすべてが停滞した時に、ふと読んでみようかなって思う本のジャンルが急激に広がりました。
世界が広がってく感じ。
なんか幸せだなぁ…って思う。根が単純なので。単純でよかったです。
とりあえず移動中などは読まないほうがいいです。
爆笑する可能性高いのでおすすめ出来ない。
なので自宅待機の今こそ読むべきですね。
何度も声出して笑うと思うのでお気をつけて。
ちなみに。
これは個人的なことなんだけど、今年の始めに記事を書かせていただいたイチオシのフィギュアスケーター・横井ゆは菜さんの今シーズンのフリーで使用された曲がドラマ「黒い十人の女」のメインテーマだったのですが、水野さんこのドラマに出演されていたんですね。本の中に何度か「黒い十人の女」の撮影をされていた時の話とかも出てきて、ものすごい一方的にご縁を感じました。すべては繋がってるんだなーと。
赤ちゃんが口に含んだものを「ぶーーー!!」ってこちらの顔面に向かってよく吹き出すけど、「黒い十人の女」の撮影でカフェオレ10杯浴びた経験のある私にはなんでもないことだ、と書かれている笑。なかなかシビアなドラマだとは聞いているんだけどいったいどんなドラマなんだろう…こっちも気になるなぁ。
あと、先日残念ながら急逝されてしまった志村けんさんの「変なおじさん」を、水野さんと息子さんが一緒に踊る場面も出てきます。
これもなんか、すごい偶然のタイムリーだなって思いました。
感慨深かったです。
「変なおじさん」を踊って笑顔を見せる親子の光景が目に浮かぶ章でした。唐橋さんの挿絵も必見ですね。
水野さん曰く、志村さんの笑いは『1歳児にも通用する面白さ』。
志村さんが遺したもの。
改めてその存在の価値と偉大さに感謝を。
『アフリカでは、「1人の子を育てるのに100人の村民の力がいる」と言うらしい』
これもこの本の中の一節。
これたぶん、アフリカだけじゃない、日本でもそうだと思う。
まして今みたいな不安定な状況じゃ、100人じゃ足りないかもしれません。
知恵をつけておくべき。そしてたくさんの協力が得られるような存在になっておくと自分自身が心強いと思います。
水野さん自身も仰っているように、妊娠してから、出産してから、だと追われすぎて本も読めないと思うから。だから今、読めるときにこういう本も読んでおいて損はないんじゃないかなあ、って。思いました。
✴︎
なのでこの本も、あと2回くらいは飽きずに読んでると思います笑。
1週間前にレンタルしたDVD「魔法にかけられて」は毎日毎日2回くらいずつ観てました。最高にハッピーな映画なのでぜひどうぞ。あーもー大好き。
You kept me alive.
Thank you.
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