【北海道・白老町】ナチュの森にオープン!「森の工舎」で冬も楽しく
2022年12月2日(金)、ちょうど「北海道生活」冬号の発売日と同じ日、白老町・ナチュの森に自然と科学のミュージアム 「森の工舎」がオープンしました! そこで一足先に、オープニングセレモニーを取材してきました。
「北海道生活」でも何度かご紹介しているナチュの森は、白老町の登別市寄りの山あいにあります。倶多楽(くったらこ)湖の名水をひいて、北海道の天然素材でスキンケア商品をつくっているナチュラルアイランドの工場と公園=「工園」がある癒しのスポット
この旧虎杖中学校の校舎の体育館は「あそびのひろば」となり、地元の人にも愛されています。
この「あそびのひろば」で「森の工舎」オープニングセレモニーがスタート。
ナチュラルアイランド代表の小松令以子さん。「北海道生活」以前の号でインタビューをしたのは4年前なのですが、その頃から「この校舎に子供も大人も楽しめる場所をつくりたい」とおっしゃっていました。
北海道の自然、天然素材、そして倶多楽湖の水にほれて、旧虎杖中学校の跡地で体に優しいスキンケア商品をつくりたい、と立ち上がった小松さん。地元の人たちと交流し、ようやく思いがかない「ナチュの森」をオープン。
その後、さまざまな方との協力により、町の人と結んだ「この校舎をいつか蘇らせてほしい」という約束が「森の工舎」として実現することになったのです。
白老町にできた新しいナチュの森は、地元の人の雇用も生み出しました。
中でも虎杖中学校の卒業生である五十嵐さんは、この施設で働きたいと東京から一家で移住。
同じ中学校の卒業生である夫と、3人の子どもとともにUターンをして、この場所で元気で働いています。「母校がこんなふうに変わるなんて、ちょっと照れくさいですが、ほかの卒業生も来てくれて、また思い出の1ページにしてくれたら」と語っていました。
白老町長の戸田さんは「水の縁で工場ができ、自然の恵みに感謝しながらこの場所を利活用してほしい。ここを利用する園児たちにもこれから期待したい」とお祝いの言葉を述べていました。
登別市長の小笠原さんも「当初なにもないグラウンドの真ん中でみんなで思いを馳せていた。あの頃からようやく今日の日を迎え、小松社長のワクワク感が伝わってくる。もう希望しかない」と喜びを口にしていました。
テープカット、いよいよ「森の工舎」のオープンです。
1階にあるのは、「蒸留カフェ&ショップ」。
倶多楽湖の湧水を使った水出しコーヒーや、しょうがを蒸留させたソーダなどが味わえます。
フードメニューもあるので、ランチスポットのひとつとしてもおすすめです。
店内はナチュラルアイランドの商品はもちろん、生活が楽しくなる雑貨も充実。
自然素材でものづくり、ことづくりを大切にする「工舎」ならではの、ドライフラワーやポプリなどの素材もありました。
次は「香りのラボ」へ。
さまざまな花や樹木の香りを実際にかぐことができます。驚いたのはマスク越しでも十分に香りが伝わること。「Perfume bar(パフュームバー)」で自分のお気に入りの香りが見つかります。
「蒸留実験室」では、子ども時代の科学実験を思い出させる部屋で、ポプリづくり体験をしてみました。天秤や分銅をさわるのも懐かしくて楽しい!
ここでラベンダーのポプリをつくってみました♪
吹き抜けのある2階フロアはライブラリーに。
自然の恵みと豊かな暮らしを発信することをテーマにした数千冊の本が大人向け・子供向け問わず並んでいます。
「えほんのへや」は0歳から12歳までの子どもと親のための部屋。
当日は地元の保育園の子どもたちが遊んでくれていました。イサムノグチが札幌に公園をつくる際、「最後に子どもが遊ぶことで公園が完成する」と言っていたそうですが、好きな場所で絵本を読んでいる姿を見ると、まさにそのとおりだなあと思いました。
ギャラリーでは「ようこそ!絵本のまちへ展」を開催。九州からこの展示のためにやってきた、北海道初上陸の絵本の展示です。
『からすのパンやさん』シリーズが、絵本の世界とともに楽しめる展示となっています。
実際にふれて、遊んで、絵本を読んで体験できるので、子どもでなくても楽しくて時間を忘れてしまいます。
北海道は冬が長く、子供を遊ばせる場所が少ないというので、特に冬にはうれしいスペースですね。
「自然と科学はなかよくできる」という思いから誕生した自然と科学のミュージアム「森の工舎」は、未来を担う子どもも、かつて子どもだった大人も、両方が楽しめる夢の場所になっていました。
自然と科学のミュージアム「森の工舎」
【営業】10:00~17:00
【休み】水・木曜(祝日の場合は営業)、年末年始
【料金】森の工舎、「ようこそ!絵本のまちへ展」、セット料金各種あり 詳しくは公式HPへ
なお、当日はレストランでブッフェも味わせてもらいました♪ 「北海道生活」でもご紹介した白老牛のピッツァなど、おしゃれなブッフェメニューをプレートに盛りつつ、ごはんと虎杖浜たらこもいただいてしまいました……美味しすぎて食べすぎる問題(笑)
冬期のガーデンは休業していますが、「ナチュの森」のレストランやショップ、ビューティケアのフロアはオープンしていますので、合わせてご利用くださいね。
(編集長)
ナチュの森 Natural Skincare Garden
【住所】北海道白老郡白老町虎杖浜393-12
【営業】営業時間:10:00 - 17:00
【休み】水・木曜(祝日の場合は営業)、年末年始
【公式サイト】https://nachunomori.jp/
北海道生活WEBサイト
http://www.hokkaido-life.net/
オンライン書店
【Amazon.co.jp】https://www.amazon.co.jp/
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