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そして、思わず作った料理のこと。

辻仁成さんの「父ちゃんの料理教室」に、

じゃがいものエクラゼを付け合わせに食べる料理が書かれていました。

エクラゼ・ド・ポムドテール。

エクラゼは、つぶされた。とか、ぺちゃんこにされたという意味です。

この言葉を理解した瞬間を覚えています。

パリで、車いっぱいの道路を渡ろうとしたとき、ちょうど横にいたこどもが言いました。

”ジュ ヌ ヴ パ エートル エクラゼ!”(ぼく、轢かれたくない!)

うわっ!えぐい!生生しい!!こうやって使うんだー!!エクラゼされたら、そりゃあ大変だ!!!

で、本の中の、エクラゼ・ド・ポムドテールの描写はそりゃあおいしそうなんだけれども、いかんせん、頭の中は、”ぼく、轢かれたくない!”でいっぱいに。

言葉を衝撃とともに覚えると、いっぺんに覚えるし、忘れないものですね。

作ったのは、エクラゼ・ド・ポムドテールを一緒に食べる主役の方の料理でした。読んでいるうちに、わたしのお宝の乾燥のモリーユ(あみがさだけ)を使えると思って。材料は本のとは少しずつ違っていて、しかも、ストウブで作ればフランス気分が上がるだけれど、重いストウブを洗う気がしないので、

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洗いやすいフライパンで焼いて、

電鍋で煮ました。

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結果全然違います。しかも、エクラゼ・ド・ポムドテールじゃなくてごはんで食べたけど、わたしには、フランスを思い出すいい感じの晩御飯になりました。

そしたら、翌日、ずーっとずーっとご無沙汰していたパリの友達からメッセージが!
が、しかし。ギリシャ旅行サイトのURLだけ。

🧐🧐🧐🧐🧐
間違えて送ったんですってよ🤣。
でもそのおかげで、家族が皆無事なこともわかって、写真も送ってもらって。ワクチンも終わったって。

安心しました。





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